昆虫食とジビエの物語
ついに昆虫食やジビエに関する漫画を手に入れて読んだので、その作品についてご紹介したいと思います。
どのような過程でこの作品に辿り着いたのかは覚えていないのですが、お気に入りの漫画になりました。
※ネタバレとまではいかないようにしたいと思いますが、やはりあまり知らない状態で作品を手に取りたいと考えている方は作品名を確認後、その先からは読むのをお控えください。
作品について
今回ご紹介するのは漫画家のアサギユメさんが描かれた
「アタマの中のアレを食べたい」という作品です。
この物語はノンフィクションで、実際にアサギユメさんが私生活で食べた昆虫やジビエのことについて細かく描かれています。
トナカイ、ピラニア、ムカデ、タランチュラ、ゲンゴロウ、その他諸々...。
感想
生き物を美味しくいただく姿が魅力的で、やはり私は女性が虫を食べるという部分に何かフェティッシュ要素を感じ取っているのだろうなということを実感しました。
過去記事参照⇒ 昆虫食の文化とフェティッシュ
ご主人が食べているシーンは特に何も感じなかったのですが、アサギユメさんが昆虫を口にしているシーンだけは気になって仕方がなかったです(どうやら私は実写に限らず漫画もOKのようです)。
また、この物語ではそれ以外に考えさせられるシーンもありました。
アサギユメさんご本人と、漫画家であるご主人もメインとして出て来られるのですが、ご自宅でお二人が大量に飼っている生き物についても話の中では少し触れられていました。
今まで飼っていた生き物を口にするというシーンでは、金原ひとみさんの小説「蛇にピアス」に出てきたルイがアマの歯を砕いてビールで流し込む場面を思い出しました。
“食べることにより、自分の血や肉となりこれからも一緒にいられる”という感覚。
この感覚を持った人が世の中にはいくらかいるのではないかと。
私はそのような場面に直接出会ったことが無いので直感ですが、
本当に好きであった、心を通わせていた相手に対して、もうどうすることもできない時に取る人間の本能的な行動なのではないかということを考えさせられました。
これらは私の勝手な感想です。
この物語の内容はほとんどがポジティブで、生き物の情報も沢山手に入り知識も身につくのでとても楽しいです。
amazonの購入者のコメントを見ても非常に評価の高い作品ですので、気になる方は一度読んでみてはいかがでしょうか。
「昆虫食 漫画」や「ジビエ 漫画」などで検索してもこの作品がヒットしなかったので、私はどうやってこの作品に運良く辿り着けたのか不思議でなりません...。
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