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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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「されたい」物語

近頃登場人物が二重人格の作品を手にする機会が続いたのですが、私が過去に読んだ漫画作品の中にも二重人格が関係した作品があったなということを思い出したので、今回はそのことについてお話ししたいと思います。

※いつものようにネタバレは含まないように気をつけますが、あらすじなどを読みたくない方は先へ進むのはお控えください。


女子高生の話

漫画家の古谷兎丸さんが2015年から2016年にかけて描かれた漫画
女子高生に殺されたい」という作品をご存知でしょうか。

古谷兎丸さんといえば、私が以前お気に入りの作品としてご紹介した「アマネ†ギムナジウム」や、映画化した「帝一の國」、サブカル界では誰もが一度は手にするであろう「ライチ☆光クラブ」などを描かれた方としても有名です。

今回ご紹介する「女子高生に殺されたい」は、古谷兎丸さんが作品を描きはじめ20周年の記念作品とのことです。(amazon調べ)


あらすじ

高校教師の東山春人(34歳)は生徒から慕われる人気の教師でした。
しかしそんな東山が教師になった裏には、ある異常な計画があったのです。

東山が裏で密かに計画していた異常な計画について、スクールカウンセラーとして高校に赴任してきた深川五月は知っていた。

これらの出来事はすべて「一人の女子高生」が関係しており、教師をはじめ一人の女子高生の友達といったまわりの人々はこの計画に徐々に巻き込まれていき...という物語です。

※このあらすじは私が勝手に考えたものです。amazonに掲載されていたあらすじでは内容がダイレクトに掲載されていました。


この作品について

初めてこの作品タイトル「女子高生に殺されたい」を目にした時に
恐ろしいタイトルだな...」と思った記憶があります。

まず「殺」という漢字があるだけで、私はあまりそのようなタイトルの作品を手にしたことが無かったこともあり、買うか迷いました。

しかし大好きな古谷兎丸さんが描いた作品ですし、何より「殺したい」ではなく「殺されたい」だったので、まだ大丈夫かなと思って決めたというのが本音です。

「殺したい」だと、殺そうとしているので相手に被害が及びますよね。
でも「殺されたい」であれば、「お願い殺してくれ~」と言っているのと同じなので、その相手は逃げることができる、大丈夫だと思ったのです。

そして「したい」が「されたい」になった途端、どこかフェティッシュな響きになると思いませんか?(そう思うのは私だけでしょうか?)

あと、普段よくメールをしていて作品の趣向が合いそうな女性がいるのですが、その方がちょうどこの作品を読んだことがあると話していたことには驚きました。

私の中でイメージしていた「メガネ男の危険な話」という表現にその女性は笑っていたので、メガネ男の危険な話が読んでみたい方。
また、二重人格も関係した話なので、これらの要素に興味があるという方にはおすすめです。


この作品が気になったという方はぜひ読んでみてください。






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