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ダークモードはアパレルサイトで普及するのか?

こんにちは、プロデューサーの纐纈です。本日はダークモード×アパレルについての話です。

ダークモードとは、画面背景の黒を基調とした配色に切り替える機能で、TwitterなどのSNSから導入が始まり、2019年iOS 13やAndroid 10のリリースで一気に普及しました。iOSの場合、日中はライトモード、日の入りからダークモードへ自動で切り替えれるオプションもあり、非常に便利です。直近だと2020年3月にWebブラウザ版Facebook.comのデザインが一新され、その機能の1つにダークモードが利用できるようになっています。アプリ版もダークモード開発中なので、リリースが待ち遠しいです。

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WEBでも2020年Webデザイントレンドにダークモードはランクインしています。これまでWebサイトのバックグラウンドは白が基本だったので、正直私は「黒」になることに抵抗を感じています。特にアパレルサイト・アプリでダークモード対応には疑問を抱いており、今回調べてみようと思いました。

さて、そもそもこのダークモードが標準的にサポートされるようになってきた理由について整理します。

• バッテリーが長持ちする

有機ディスプレイなど一部の端末で、画面内の黒い部分が原理的に電力を消費しないので、節約に繋がります。(IPhoneだとX以降〜が対象)

• 環境によっては目が疲れにくい

特に就寝前、眠りにつきながらのスマホいじりで画面を見ても目がチカチカしにくいです。

• トレンド感がありとにかくカッコいい

黒で統一されたデザインが美しい、高級感やシックなイメージを表現できます。

ではアパレルサイト・アプリにおけるダークモードの懸念点は何なのか、考えてみました。

• 着るシーンが夜限定のイメージを与えてしまいそう
• 服の色がくすみそう
• 商品の置き取り画像の背景がピュアホワイトだとコントラストが強くて逆に見づらそう

実際の商品イメージと異なった情報を与えかねないので、ダークモード対応はアパレルでは難しいのではないかと感じています。ですが既にダークモード対応のブランドが存在していました。
ZARAのアプリで確認できます。 (WEBオンラインストアは非対応です。)

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やはりダークモードの方が夜感がかなり強いです。アイテム・撮影画像にもよるかと思いますが1枚目のワンピースは特にそのように感じます。
ですがユーザーが夜に着るものを探しているのであれば、逆にダークモードの方がイメージに合ったものを提供できる、ということになります。街角のショーウィンドーに飾られている洋服も、昼に見るのと夜に見るのでは違った印象を受けます。それと同様に、WEBの中でも時間帯によって昼・夜の印象を与えるという点でダークモードは「リアル感」に繋がるのではないでしょうか。

実際にこのアプリのダークモードで3週間操作してみた感想です。黒背景上に見る商品アイテム画像は慣れてしまえば違和感は殆ど無くなりました。そしてダークモードで商品を購入し、届いた商品を見てイメージ・色味が違った、ということもありませんでした。
就寝前の閲覧はダークモードの方がストレス無く眺めていられますし、当初抱いていた懸念点はどこにいったのか、と思うくらいに使い勝手・心地がよかったです。購入に関しても問題は無かったので、今後アパレルWEB・アプリでのダークモード化が進むことを期待します。

まとめ

コロナ禍で新しい生活様式への切り替えが必要な中でデジタル化は一気に加速しています。
WEBでのアパレルのあり方もこれを気によりリアルな方向に変化していき、そのリアル感の1つとして夜を演出できるダークモード対応は浸透していくのではないかと考えます。
現段階で昼・夜モードでの切り替えは、現状IOSの機能のみとなりますが、WEBサイトであれば、JSで一定時間帯のみダークモードに切り替えを行うことは可能です。
WEBサイトのデザインは流行り廃れはあるので、数年経つとやはり古臭く感じることもありますが、デザインリニューアルにはかなりのコストがかかるので、現実的にも厳しかったりします。JSでのダークモード切り替えの導入であれば、コストを抑えつつもサイトイメージを一新できるので、デザインを変えたいサイトにもダークモードJSはオススメです。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。


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