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座談会は思いを受けとめる場でありたい

こんにちは、ちひろ@自由七科です。

昨日、去年9月以来、久しぶりに「子どものいる暮らしの中ではたらくを考える座談会@町田」を開催しました。その間、12月には町田市の「市民活動協働フェスティバル まちカフェ!」に参加。ブース出展とセミナーを実施しました。まちカフェ!で知って、今回の座談会に参加してくださった方もいて、改めて大きなイベントに出展する意味を感じました。

昨日の参加者は4人。未就園児から小学生、中学生のお子さんを育てている方から、もうお子さんが社会人になっている方まで、幅広い年齢の方が集まりました。その背景も様々。お子さんが3人いて、雇用形態を変えながら、自分の理想のはたらき方を模索し続けている方。子どもの手が離れたときにふと、「こんなに稼いでどうするんだろう?」という疑問を持った方。4人それぞれの思いをもってのご参加でした。

そんな4名との座談会は、とりわけ「自分はどう働きたいのか?」という問いが座談会の軸となりました。この座談会では、毎回同じテーマについて話し合うのですが、どんな問いにスポットが当たるかは、毎回異なります。子どもの居場所やパートナーや家族との関係、いかに家事を手放すか、などその時の参加者の興味関心により、いろいろな方向に展開します。昨日は最初から、みなさんがはたらくことにどのように向き合ってきたのかが、ビンビンに伝わってくる自己紹介が印象的でした。

子どもと過ごす時間を大切にしたい
食事をちゃんとつくりたい
ある程度は家の中も片づけておきたい

家族のケアを担うことも大切に思いながら、それでも「はたらきたい」。
座談会ではいつも、家事と育児と仕事の葛藤が語られます。

どこまでやれば、何ができていれば、自分はOKと感じられるのか。
その塩梅は100人100通りだし、常に変化するものでもあります。
そこを探るために、自分と向き合おう。そういう思いをもってみなさん来られます。
変化を起こす勇気を持ちたい、という方もいらっしゃいました。

だけど、私はあえて言いたい。まず必要なのは自分を受けとめてもらうことだと。それだけ、自分と向き合うのはしんどいことだから。座談会に来られる方は、たいていもう十分にがんばっている方。まずは、自分のことを誰かに受けとめてもらうことが大事なのだと思うのです。

昨日は「自分軸をつくることが大事」という話題が出ました。私も5歳と8歳の娘を育てていて思うのは、子どもがいる暮らしの中で自分軸をつくるのは本当に難しい。子どもがインフルエンザに感染とでもなると、あっという間に2週間ぐらい過ぎていく。家族に移れば、1ヶ月もあっという間です。

それに自分の年齢のこともあります。20代、30代の頃と40代の今とでは時間軸が違う。1年あれば、これぐらいできるだろうと思っていたことに、2年3年とかかる。私も、全然、状況が変わらないように感じて3年ぐらい焦りまくっていました。でも、隔月で、時にはもっと間隔を空けて続けてきたこの座談会も、気づけば13回目となり、大きなイベントにも出られるまでになりました。ここまで準備期間も含めると3年以上かかっています。

だから、「自分軸をつくる」ことも長い目で、時々休みながらでいいと思います。「自分は変わらないな」と感じたら、また座談会に来てほしい。がんばっている人の思いを受けとめられる場でありたいと昨日の座談会で改めて思いました。

次回の町田での座談会は4月を予定しています。
決まり次第、PolarisのSNSでお知らせします。


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