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弁護士が教える不貞慰謝料請求への対処法

結婚している相手と不倫関係にあり、

その相手の結婚相手から、不慰謝料請求を受けた、

という相談をよく受けます。

請求を受けた側の対処方法については、ネット上にあまり書いていません。

そこで、

不貞を理由にした慰謝料請求を受けた場合の対処法

について解説したいと思います。

1 はじめに

(1)この記事が向いている人

☑ 既婚者と付き合っていたら、既婚者の結婚相手から慰謝料請求を受けた方

(2)不貞慰謝料請求への対策を書いた理由

不貞は、社会的によくないこととされています。

とはいえ、不貞を理由に高すぎる慰謝料を請求されている、

やりすぎだと思われる場面も見られます。

確かに不貞は悪いことですが、

かといって何でも請求していいという訳ではありません。

法的な妥当性を欠く請求は、かえってトラブルを拡大させます。

そのため、このノートには、

不貞を理由に高すぎる慰謝料の請求を受けている人がとるべき対策

を書きました。

(3)一部有料である理由

このノートの内容は一部有料になっています。

有料にした理由は、

不貞をした人が軽い気持ちで対策を立てることできないようにする

ためです。

そして、有料である以上、読んだ人がすぐに役立つような内容にするように心がけました。

(4)ノートの中身の説明

「2 不貞が発覚したときのとるべき行動」では、

不貞が発覚して慰謝料請求を受けたときにどう行動すべきか、

を書きました。

「3 反論の仕方」では、

残念ながら不貞の証拠をつかまれてしまったときの反論の仕方を書きました。

「4 勤務先に突撃された場合」では、

勤務先に相手が押しかけてきたときの対処方法を説明します。

「5 不倫(浮気、不倫)をしている方へ」では、

不貞を続ける方への注意点を解説しています。

それでは、本題に入ります。

2 不貞が発覚したときにとるべき行動

不貞がバレて、慰謝料請求を受けてしまった場合、

請求してきた相手(やその代理人)から、内容証明が送られてきたり、

電話がかかってきたります。

そこで注意すべきなのが、

相手がどれくらい証拠を握っているかどうか分からないため、

自分から不貞の事実を認めないようにすること

です。

自分から不貞の事実を認めてしまうと、

それ自体が証拠になってしまします。

電話だったら録音されているかもしれません。

文書で返信したらその文書自体が証拠になってしまいます。

そのため、不貞をしていることを追求されたときは、

自分から不用意に不貞の証拠を増やさないように注意する必要があります。

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