マガジンのカバー画像

読書記録

15
今まで読んだ本をまとめたものです。
運営しているクリエイター

記事一覧

『ライオンのおやつ』

末期癌で余命宣告をされ、「ライオンの家」と言うホスピスで人生の最期を迎えることにした主人…

日向
3年前
1

『流浪の月』

公園で遊んでいた小学生の女の子が一人の大学生に誘拐された。 2ヶ月間監禁され犯人は逮捕さ…

日向
3年前
1

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

2019年の本屋大賞、ノンフィクション本大賞を受賞した作品。 アイルランド人の旦那さんと結婚…

日向
3年前
3

『モモ』ミヒャエル・エンデ

読んだきっかけは辻村深月さんの『ふちなしのかがみ』に出てきたことだった。 「踊り場の花子…

日向
3年前

『ふちなしのかがみ』辻村深月

ハードカバーにて読了。 ホラーはどちらかと言うと苦手なのだが、芦田愛菜ちゃんが『まなの本…

日向
3年前
1

『まなの本棚』

芦田愛菜ちゃんが自身の好きな本を紹介している本。 まず驚くのはそのジャンルの広さ。 古典…

日向
3年前
4

『人質の朗読会』

小川洋子さんの本を読むといつも驚いてしまう。 どうしたらこんなに綺麗なお話を紡ぐことが出来るのだろうと。 一人一人が語る自分の物語。 それはとてもささやかなもの。 大家のおばあさんと共に並べたアルファベットのビスケット。 お隣の娘さんが自分の家の台所で作ったコンソメスープ。 どこにもありそうでどこにもないエピソードたち。 朗読をしている人たちが人質にされた人々であり、全員が亡くなっているという前提で読むと、それぞれの話がとても尊いものに思えてくる。 人生はから

『葉桜の季節に君を想うということ』

読みながらところどころに違和感を感じるのだが、その理由を知った時の驚き。 文章から読者そ…

日向
3年前
3

数学の美しさとは

突然だが数学は好きだろうか。 私は嫌いだった。 高校生の時、文系か理系か選ぶ場面があった…

日向
3年前
5

『クラスメイツ』森絵都

中学1年生の一クラス。 前期と後期で12名づつ、全24名のクラスメイトを主役にした連作短編。 …

日向
3年前
4

『むかしむかしあるところに、死体がありました。』

2020年本屋大賞ノミネート作品。 一寸法師や浦島太郎に桃太郎などの昔話を基にしたもの。 タ…

日向
4年前

『読者ハ読ムナ(笑)』

『金色のガッシュ‼︎』の雷句誠先生や『烈火の炎』の安西信行先生など。 多くのアシスタント…

日向
4年前

夏の庭-The Friends

「好きな本は何ですか」と訊かれたら一番最初に思い浮かぶ本がある。 それが『夏の庭-The Fri…

日向
4年前
2

星の王子さまについて

読む度に印象が変わる本がある。 私にとって『星の王子さま』はそんな本だ。 初めて読んだのは中学生の時だったと思う。 兄が図書館で借りてきたものを何となく手に取って読んだ。 読んだ印象は綺麗な話だなと言うこと。 可愛らしい絵。 星の王子さまが語る様々な星で出会った人々の話は不思議で、そして綴られた言葉が綺麗で。 この物語が好きだと思った。 次に読んだのは大学生になってからだった。 ゼミで児童文学について何でも良いから発表して欲しいと言われ、ふと思い浮かんだのが