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自分の限界値を知る事の大切さ

題名で書いている許容範囲とは、仕事量ではなく、心(精神面)の事だ。

許容範囲を分からず我慢をしたり、頑張り過ぎると、壊れてしまう。そうなるのを防ぐ為にも自分の許容範囲を知っておくのは大事な事だ。

…私も前は分からなかった。前の職場では、合わない先輩と、逆切れして怒鳴り散らす後輩がいて人間関係的にストレスフルだった。(休みも、少なかったけど)上司に愚痴を聞いてもらってはいた。ただ、イライラしていた。

ある時、二人とは別のスタッフが閉店セールの店舗応援で駆り出された。抜けたその人の分まで、残りのスタッフでカバーしないといけなくなった。仕事が増えたのと、苦手な二人の相手をする時間が増えてしまった。

それからして、痰がからんだ様な症状が出るようになった。気管支に問題があるのかと思って、呼吸器内科に行って診断を受けたが、異常なし。副鼻腔炎なのかとも思って耳鼻科に行っても、特に原因なし。

数ヶ月後には、胸の圧迫感も現れる様になった。人間関係のストレスと、原因不明の体調不良でますます悪循環だった。

ある日、何カ月かぶりに髪を切りに行った。その時、美容師さんから言われた一言。

「ぼたんさん、一カ所髪の毛抜けてる所があるんですけど、どうしたんですか?気付いてました?今はまた生えて来ていますけど…。」

…私は気付いていなかった。要するに、10円ハゲが出来ていたのだ。その時初めて、10円ハゲも原因不明の体調不良も、ストレスが原因だと気がついた。

精神的なストレスが体調にも影響を及ぼすまでになっていたのだ。その瞬間、全てが腑に落ちた。意外に、本人は分からないものなんだなぁ。

その後、問題の二人は1人は産休に入り、もう1人は使用期間中に辞めていったのでストレスは減った。この状態が続いていたら、うつ病になっていたかも知れない。

自分の限界(許容範囲)って、このくらいか。何となく分かった。溜まったコップの水がもう少しで溢れ出る所だった。

最近では、自分が「休みたい…」「しんどい」「会社行きたくない」と思ったらすぐ休む様にしている。無理矢理頑張っても、自分に良いことはないから。それは、「休め」という体のサインだと思うから。

無理をし過ぎて、壊れてしまう前にとにかく休んで欲しい。そして、自分の許容範囲を過信し過ぎずに見極めて欲しい。特に、真面目で頑張り過ぎてしまう人。ストレスを溜め込み過ぎると、ろくな事はない。時には、休む事や逃げる事も大事だ。


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