shinji

ポジティブでもネガティヴでもいい。La vita e’ bella

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最近の記事

「知らない事」の怖さを感じたこと

知らなくても特に困らないこと。 知ってるから得すること。 知らない方が良かったこと。 知っているから判断を間違わないこと。 知らないから判断を間違うこと。 知ったかぶりをしていたこと。 知っておくべきこと。 知らないことを恥ずべきこと。 もちろん世の中知らないことの方が圧倒的に多いし、知っていることでも、その見識の深さは人それぞれ。 知らないことを知るのは知識が増える気がするし、コミュニケーション能力の向上にも繋がるし、間違った判断を避ける確率が高くなるし、自ら望んで取り

    • 『三鷹の森 ジブリ美術館』を訪れたこと

      先日、初めて三鷹のジブリ美術館を訪れました 基本予約制となっており、未だに休日のチケットは発売日に売れ切れてしまうほど人気スポットです そりゃそうですよね、なんてったって世界のジブリですもんね そこまでジブリ推しかと言われれば、正直そこまでではないです もちろん宮崎駿さんの作品は好んで全て観ていますし、気に入った作品は何度も見ています そんな私のような薄いジブリファンでも存分に楽しめる空間でしたよ ジブリの世界観を体感させてくれる建造物や庭園、細部にまでこだわった再現性等の

      • 『1973年のピンボール』のこと

        何度目の再読だろう? 村上春樹さんを好んで読む方なら分かってもらえるかもしれませんが、この時期(夏の手前)になると「風の歌を聴け」を定期的に読みなくなり、その流れでこの作品も再読するという行為を毎年繰り返している気がします となるとこの後は「羊をめぐる冒険」を読んでしまうのかな… ピンボールって今はほとんど見かけなくなったけど、ギリギリ世代的にビール片手に遊んでたんですよね〜 で、この作品を読むと、やっぱりビールが無性に飲みたくなるしピンボールもやりたくなる😁 若い頃は

        • バレーボール生観戦したこと(ネイションズリーグ)

          先日まで福岡の北九州で開催されていた、バレーボール ネイションズリーグの観戦に行ってきました 女子はオリンピック出場を決定した事もあり、男女共大盛り上がりで日本ラウンドは幕を閉じましたね 現地で生観戦した試合は、男子のvsイラン戦 試合内容は、イランのサーブミス連発による自滅みたいなカタチで日本の楽勝に終わりました 観戦していて安心感はありましたが、もう少しシーソーゲームを期待してまして、ドキドキ感も欲しかったかなと まぁ、それだけ今の男子バレーは強いということで、オリピ

        「知らない事」の怖さを感じたこと

          『傲慢と善良』を読んで思ったこと

          巻末の解説を書いている朝井リョウさんの言葉で 「自分の中にある無自覚な傲慢さを探られる」 って、まさにこの一言でこの作品の全てを物語ってるなぁ 無自覚な"傲慢"さが産み出す"善良" "善良"とされている常識や固定概念が産み出す"傲慢" 相反するこの2つの言葉が実は紙一重で、見る角度によってすぐにひっくり返ってしまう危うさを持ち合わせていると改めて思い知らされました 無自覚な傲慢って自分じゃ絶対に気付けないから、そこにきちんと向き合って気付かせてくれる人の存在って大事

          『傲慢と善良』を読んで思ったこと

          『小説8050』を読んで思ったこと

          自らの実体験ではないが、容易にそうなってしまう事をリアルに想像できてしまう作品だったなぁ 近年問題化している、所謂"8050問題"を取り扱ったフィクション作品  実際にモデルとなった家族が存在していたのかな? 中学時代のイジメが原因で、7年間引きこもり生活を送る息子とその家族のお話し 引きこもりになってしまう理由なんて、(大人から見たら)ホントに些細なきっかけなんだろうし、きっと親ですら気付けない さらに言えば、子供が抱えてる悩みなんてモノは、大人になってしまうともう理

          『小説8050』を読んで思ったこと

          『東京03』東京公演を鑑賞したこと

          満足度が半端なく高い!! この一言に尽きる公演でした 彼らの公演をライブで観るのは3回目 しかも、今回の席は前から6番目 観る前から高揚感が高まり、変なアドレナリンが確かに出てた… 彼らのコント(舞台)の完成度って、歳を増す毎に高まってる気がするし、深みを増してる気がする(お笑いには相応しくない表現かもしれないけども) どこまで面白く、良い意味で期待を裏切り続けてくれるんだろう、って改めて思いました 映像や音楽も効果的に駆使して、いっさい間延びをしない演出なんです 観客

          『東京03』東京公演を鑑賞したこと

          読み終わった本のこと『アンジェリーナ/小川洋子』

          アンジェリーナと聞いて佐野元春さんをすぐに思い浮かべられるのは、同世代以上の"音楽"好きな方々ですよね 佐野元春さんの初期の作品をモチーフに、小川洋子さんが歌のイメージを小説にして書かれた短編小説集です アンジェリーナ 彼女はデリケート ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 バルセロナの夜 誰か君のドアを叩いてる ...etc 往年の佐野元春ファンの方には堪らない選曲ではないでしょうか? 小川洋子さんの文才のおかげで、全ての作品が生まれ変わって、新たな感情を持って聞けました 歌

          読み終わった本のこと『アンジェリーナ/小川洋子』

          読み終わった小説のこと『ある男』

          平野啓一郎さんの作品は何冊か読んでますが、ストーリー構成はホントによく考えられてると思うし、何より、必要な言葉が適切なシーンで適切な使われ方をしているなぁと感じます。 登場人物の心情を表す場面では、あまり長く説明を加えると、一歩間違うと説明過多になり、読んでると間延びしたりする事もよくあるが、平野さんの作品は絶対にそうはならないし、全ての言葉が必要な表現方法の道具として機能していると感じます。 映画化された作品なので、もちろん映画も観ましたが、どちらも楽しめる作品になって

          読み終わった小説のこと『ある男』

          読み終わった小説のこと『スター/朝井リョウ』

          朝井リョウさんの作品は、好んでほぼ全作品読んでるかな 毎回、全ての作品を読み終わった後に感じる事だけど、今回も例に漏れず感情の深い部分をえぐられて、炙り出されました 普段から意図的に蓋をして、隠したり誤魔化したりしている思いやら思考やら感情やらを、 「ハイ、あなた心の奥底ではこう思ってるんでしょ。隠してるつもりでもバレてますよー。」 って、曝け出されてる感覚… 登場人物の日常の会話の中で巧妙に、かつナチュラルに曝け出す手法に毎回やられてます でも、不快な感じはなく、む

          読み終わった小説のこと『スター/朝井リョウ』

          『青臭い』感情のこと〜SUPER BEAVERのこと〜

          忘れかけている感情、無意識に遠ざけている感情ってホントにあるんだ約半年前、ある人に出会い、その人の影響もあり、SUPER BEAVERを頻繁にちゃんと聴き始めた もちろん彼らの存在やここ最近の活躍、メジャー曲の2.3曲は耳にしていたし、自然と口ずさめるくらいの知見はあった 良いメロディーを奏でるなぁとか、メッセージ性の強い曲を書いてるなぁとか思いながらも"ちゃんと"聴くことを避けてきた 避けていた理由は「若者向けのバンド」と勝手に決めつけて興味を示そうとしていなかった 確

          『青臭い』感情のこと〜SUPER BEAVERのこと〜

          昨日買ったCDのこと『HIKARU UTADA SCIENCE FICTION』

          全ての音楽・映像媒体*をリアルタイムで触れて、購入したりレンタルしたりしていた世代ですが、なかでもCDの保有枚数は圧倒的な数量でした。 *レコード、カセットテープ、ビデオテープ、CD、レーザーディスク、MD、DVD… 昨今の音楽の"聴き方"の変化により、CDを購入する機会はほぼなくなりました。 ある1アーティストを除いては、かれこれ何年CDを購入していないか思い出せないくらいです… CDが売れなくなった理由は、一般的には"聴き方"の変化によるものとされています。 その回答

          昨日買ったCDのこと『HIKARU UTADA SCIENCE FICTION』

          お花見ランのこと

          2週間前のフルマラソンのダメージも完全に抜けたようなのでランニングを再開 (フルマラソンのことについては後日また書こうかな) ランニング・ジョギングを習慣化してる方には分かると思いますけど、四季をカラダで体感出来るって事がすごく心地良いし、四季がある日本っていいなぁ、って思う まぁ、最近は春と秋があっという間でなんだか寂しいですけどね… この時期のランニングは気候的にも走ってて1番気持ち良いのと、何と言っても桜🌸ですよね 桜の時期は毎年、早朝の人がほとんどいない土手を走る

          お花見ランのこと

          「言語化する」ということ(とあるワインバーでのお話)

          A little while ago 〜少し前のお話し〜 長年通わせてもらっている、とあるワインバーのカウンターで隣になった男性とのお話しです このバーは基本初対面でも、同じカウンターに座れば必ず自然と会話が始まります その日も隣に座った歳上の男性(雰囲気からそう見えました)と自然に会話が初まりました その紳士は飲んでいるワインの感想を、まるでソムリエのように自分の言葉で語っていました 「ワインにお詳しいんですか?」と尋ねたところ以下のような返事が返ってきました 「

          「言語化する」ということ(とあるワインバーでのお話)

          きのう観た映画のこと『4月になれば彼女は』

          レイトショーということもあり、10人程度の観客のなかでゆっくり鑑賞できました。 まずは率直な感想 映画を観る際に大事にしているポイント"空気感"という点においてはとても好きな作品でした カメラワーク、映像の切り替え、役者さんの間の取り方、セリフがない場面での表情の作り方、無駄なセリフの少なさ、役者さんそれぞれの役においての個性の出し方… *全くの素人なので好き勝手言ってます 原作とはかなり設定は変わってましたが、ストーリーの核となる部分は変わってなく、原作も映画もどちら

          きのう観た映画のこと『4月になれば彼女は』

          これから観る映画のこと

          「4月になれば彼女は」 開演時間まで、まだ30分近くあるレイトショーの映画館で1人開演を待ちながら書いてます。 50歳手前のいわゆる"おじさん"だけど、この種の恋愛映画はよく好んで観ます。 長澤まさみさんのファンであることもそうですが、予告編を見たときの作品の雰囲気がすごく気に入りました。 私が映画を観たいと思う基準は"空気感"です 言葉で説明するのは難しいですが、作品全体を覆う雰囲気、空気感をとても大事にします。 もちろん、予告編と本作が異なるコトも良くあります。 で

          これから観る映画のこと