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『小説8050』を読んで思ったこと

自らの実体験ではないが、容易にそうなってしまう事をリアルに想像できてしまう作品だったなぁ

近年問題化している、所謂"8050問題"を取り扱ったフィクション作品 
実際にモデルとなった家族が存在していたのかな?

中学時代のイジメが原因で、7年間引きこもり生活を送る息子とその家族のお話し

引きこもりになってしまう理由なんて、(大人から見たら)ホントに些細なきっかけなんだろうし、きっと親ですら気付けない
さらに言えば、子供が抱えてる悩みなんてモノは、大人になってしまうともう理解できない
だからこそ、この作品のような状況になってしまう恐れなんてどこの家庭にもある

そして、実際に我が子が引きこもりになってしまった原因を、外に向けるか自分自身(家族)に向けるかで、解決へのプロセスと結果は全く違うモノになる

現在、自分が"50"の方の世代のど真ん中で、親が"80"の世代のど真ん中
そして、子供達も小説の中の彼と同世代

どこかで少しでも歯車が狂っていたら、自らが同じような状況に置かれ、将来的に"8050問題"の当事者になっていたのだろうと容易に想像がついてしまう

そんな事を感じなながら、あっという間に読み終えた作品でした📖

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