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『傲慢と善良』を読んで思ったこと
巻末の解説を書いている朝井リョウさんの言葉で
「自分の中にある無自覚な傲慢さを探られる」
って、まさにこの一言でこの作品の全てを物語ってるなぁ
無自覚な"傲慢"さが産み出す"善良"
"善良"とされている常識や固定概念が産み出す"傲慢"
相反するこの2つの言葉が実は紙一重で、見る角度によってすぐにひっくり返ってしまう危うさを持ち合わせていると改めて思い知らされました
無自覚な傲慢って自分じゃ絶対に気付けないから、そこにきちんと向き合って気付かせてくれる人の存在って大事
*辻村深月さんの作品は初めて読みましたが、好きな作家さんの1人になりそうな感じなので、また何作か読んでみようかな
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