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こどもがつぶやいた、すてきなニッポン。

身分証の更新で、久しぶりにプライベートで外出しました。

久々に空を見上げたら、あおぞらが見えて気持ちが晴れ渡った。嬉しかったと同時に、自分がいかに上を向いてないか痛感させられた。

空を見ただけでこんなに、清々しいのに・・・。こんなにすぐそばに自分を癒す方法があるのに、程遠い幸せに欲望してばかりいて。

家のなかと職場を行き来している生活でこころが閉塞しきっていた。

そして、移動のためバスに乗り、一番後ろの後部座席に乗ったのだ。横には、私立小学生とみられる三年生くらいの男児ふたり。そのひとりが

「もし、生まれ変われるならどこの国の人になりたい?」

と、隣の友達に聞いたのだ。


間髪いれずに、少年の隣にいた友だちは

「日本人がいいなぁ、だって日本人、やさしいじゃん!!


わたしは、ブラジルだとかハワイだとか、他国のことを言うんだろうなぁと考えていた。不意を突かれた。

誰かを責めたくなるような、ニュースばかりにウンザリしていた私の脳に、セロトニンが大量発生。

少年はバスを降りて行くとき

「ありがとうございました!」

と運転手さんに、お礼を言って去っていった。


未来はあかるいなぁ、とか柄にもないことを思ったりとてもホッコリした。

ちょっとした外出は、外出自粛でひとのあたたかさに飢餓状態だったわたしに一筋の希望をくれた。


ニュースは、同じことを繰り返し

ひとを認めたり、肯定することが少ない。

でも、そんなニュース番組や記事でも、事実を変えることは出来ないが、文末には認め合える内容だったり、人を肯定的に伝えられることが増えたら。

多様性を認められたら。


バスでの少年との出会いなら

こんな出会いなら、何度でもあいたい。


むぎ

#日本人 #セロトニン #あおぞら #空 #欲望 #少年 #自己肯定感 #偽善者だっていいじゃない



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