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恋愛 英語クラスの物語#1104 : 「単純接触の原理 / 単純接触効果」 <ー 営業にも使えます

今回は「単純接触の原理 / 単純接触効果」を英語でどうなるかについて見て見ましょう。

今回の一発表現:

Mere exposure effect.

で如何ですか? 不思議ですが、なぜかこの意味が「単純接触の原理 / 単純接触効果」 となります。

一言では: 繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。

「単純接触の原理 / 単純接触効果」: ある刺激に繰り返し接触することによって、その刺激に対する好感度や評価が高まっていくという心理効果です。

1968年に、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスによって提唱されたもので、彼の名前をとって「ザイアンスの法則」とも呼ばれています。

単純接触効果は、さまざまな場面で観察されています。例えば、

  • 最初は嫌いだった音楽でも、何度も聞いているうちに好きになったり、

  • 最初は興味がなかった商品でも、何度も広告を見ているうちに購入したくなったりする、

  • 最初は嫌いだった人でも、何度も会っているうちに好意を抱くようになる、

などの現象が単純接触効果によるものです。

単純接触効果が生じる理由は、まだ完全には解明されていませんが、いくつかの仮説が提唱されています。

  • 知覚的流暢性の誤帰属説:繰り返し接触することによって、刺激に対する知覚処理が容易になり、これが好感度に誤って帰属される。

  • 潜在学習説:繰り返し接触することによって、刺激に対する概念が形成され、これが好感度につながる。

  • 認知的評価の変化説:繰り返し接触することによって、刺激に対する認知評価が変化し、これが好感度につながる。

単純接触効果は、マーケティングや営業など、さまざまな場面で効果的に利用されています。例えば、

  • 新商品を発売する際には、繰り返し広告を流すことで、消費者の認知度を高め、好感度を向上させることができる。

  • 営業においては、顧客と頻繁に会うことで、信頼関係を築き、成約率を高めることができる。

単純接触効果は、人間の心理を理解する上で重要な概念です。

単純接触効果の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 接触する刺激の性質や程度に関係なく、効果が現れる。

  • 接触する回数が増えるほど、効果は強くなる。

  • 接触する期間が長ければ長いほど、効果は強くなる。

  • 接触する刺激がポジティブなものであるほど、効果は強くなる。

単純接触効果は、人間の心理に大きな影響を与える効果です。マーケティングや営業など、さまざまな場面で効果的に利用されています。

この効果は、選挙でも、営業でもおなじですね。 優秀で、真面目でも初めて会う人より、顔見知りの方に好感をもってしまうというかんじでしょうか。

また、親子関係もおなじで、いつもあっている方が同じ子供でも、嫌に対する好感度があがります。

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今回の使い方: 給湯室の先輩女子社員と後輩女子社員

先輩女子社員: 超珍しく、長続きしているあなたの納豆彼氏(古代ギリシャ語を含む外国語に堪能、腸内細菌もかなり詳しい)は、他となにが違うの?

後輩女子社員: Yes, Senpai. He is more knowledgeable about ancient Greek and gut bacteria than anyone else. But in the end, it may be due to the mere exposure effect.
       (彼は他よりも古代ギリシャ語や腸内細菌にくわしいんです。 でも、結局は単純接触効果のせいかもしれません)

なお、この納豆彼氏は後輩女子社員とは相性がいいのですが、あまりに優秀過ぎて他の同僚とははなしが合わないようです。デートで「腸内細菌の富者仕方と影響」とかを熱心に語るぐらいなので、相性の良い相手を見つけるのは難しそうです。

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