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『こっころの透明度』

茜色の空が、左右に広がって

野鳥の鳴き声を聞き、振り返る

高く舞い上がって、見えなくなり

見えるものだけ、見ている自分


都合良く、見たいものだけ見ている

綺麗なもの、心がキュンとなるもの

今日も、探しているような気がする

風や雲、海に空に、行き交う鳥たち


世の中の、グレーなもの

汚く転がっているもの、見ようとしない

見たとしても、綺麗なものと掏り替える

こっころの中は、常にクリーンな状態


汚れたものも、世の中を綺麗にするために

生まれてきたのかも知れない

昔観た、映画の1シーンを思い出す

腐海は現実に存在していて、◯◯◯で浄化して



こっころ

「今日の透明度は、どれぐらいかな」




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