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『ちっぽけな、魂の叫び』

うんむと口を結び

真一文字伸びた雲を眺めて

上下に分断された空みたく

世の中が分断されちまった

白い雲の中に灰色が混じり

中身を半分に割って見れば

綺麗なものが眠っている筈


とろりと蕩けるクリーム

うっとりとさせてくれるもの

空へ駆け上がってとんかちで

割れるものなら割りたくて

澱んだ空気の流れ変えたくて

思いっきり大声で叫んでみてぇ


それで変わるものなら、変えられるものなら

分断されたものが、一つになるのなら

「叫びてぇ」 「割りてぇ」


ちっぽけな、魂の叫びだけど





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