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作品をかなでる。

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田村奏天の書き物など。
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#夏

第四回全国俳誌協会新人賞準賞受賞作『ハンカチのはりねずみ』

第四回全国俳誌協会新人賞準賞受賞作『ハンカチのはりねずみ』

 ありがたいことに、先日、第四回全国俳誌協会新人賞の準賞をいただきました。盾や賞金なんて手にするのは初めての経験でしたので、驚いたこと驚いたこと。

 どうやら受賞作は自身のページでも発表していいらしく、みなさん発表していらっしゃるので、ボクもnoteに貼り付けておきます。ただ、ボクの認識が正しければ、どうやら協会誌『俳句展望』及び、全国俳誌協会ウェブサイトに掲載されるらしいです。見る場は他にもあ

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『ずいぶん溢れやすい水』

『ずいぶん溢れやすい水』

 大学卒業に際して、卒業制作を作りました。ボクのいる文芸・思想専修というところではそれは義務ではなく、ただ多くの単位をもらえる任意の授業というシステムでしたが、別に単位が足りないとかそういう理由ではなく、「そのために入学したのだから」という心持ちによって行ったことです。

 詩集を編む、という行為ははじめてのことでした。制作物に加え、補助論文が課されることもあり、結果としては満足のいく品質だったか

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『ぼくときみとのことを』

『ぼくときみとのことを』

 すいません、投稿頻度を増やしますと述べてから一切の投稿をしていません。言い訳はいろいろあるけれど、ボクはnoteに対してはあまり筆まめじゃないみたい。
 もう少し筆まめになりたいな、とは思っています。頑張ります。

 エッセイとか、そういうものを書けていないのは、常々気づきの少ない鈍いやつとして生きているからかな、と思います。ただ、作品を作っていないわけではないです。色々な考えの中、事情の中、意

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2019年鬼貫青春俳句大賞応募作『どうしても夏だった。』

2019年鬼貫青春俳句大賞応募作『どうしても夏だった。』

 モテるために作った作品が、結局落選したみたいです。モテるために作ったのに、結果が出なかったので、どうせなら非常に格好悪く負け犬の遠吠えをしておきます。

「これを選んでくれない限り俳句は詩には昇華できない気がしま〜す!!」

……本心かはさておき。ただ、一応選考会で触れていただいたりしたらしいので、ほとぼり覚めてそうな今頃公開しておきますかね。ちなみに、正直、30句連作というより30行詩な気がし

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