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1日1冊オススメ本レビュー

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ブックコーディネーターが毎日1冊、サクッと読めるオススメ本ブックレビューを公開していきます。
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#読書

変な家

"あなたは、この家の異常さが分かるだろうか。おそらく一見しただけでは、ごくありふれた民家…

幸腹グラフティ 1

"こんな寒い日にはあたたかい部屋で あたたかい料理を作って 大切な人と あたたかい関係を築く…

生き物の死にざま

"人間だけが特別な感情を持つ動物なのだろうか。それとも、私たち人間が勝手に擬人化して見れ…

中途半端な密室

"『その家はですね、なんと玄関も窓もすべて中から鍵が掛かっていたんです』『ほう。それじゃ…

ニ魂一体の友

"僕の第一印象は甚だ悪かった。『青き魚を釣る人』などで想像した僕のイメージの室生君は非常…

漆黒の慕情

"『絶世の美女』という言葉はあっても『絶世の美青年』という言葉はない。しかし、片山俊彦は…

暴政

"二十世紀のヨーロッパ史が私たちに教えてくれるものは何かと言えば、社会が破綻するのも、民主制が崩壊するのも、道義が地に堕ちるのも、普通の男たちが銃を構えて死の穴の縁に立つのも、何もかもありうるのだということです"2017年発刊の本書は気鋭の歴史家による暴政に抗うための20のレッスン『警世の書』 個人的には成田悠輔の『22世紀の民主主義』で本書が紹介されていたこともあり、興味を持って手にとりました。 さて、そんな本書は中東欧史、近代ナショナリズム、とりわけホロコースト研究で

異端の祝祭

やっと見つけました。貴女は素晴らしい。こんなに嬉しいことはありません』【社長】は笑美の手…

ツワモノガタリ 1

"そもそも"天才剣士"沖田総司の腕前であれば 一度突けば勝負を決することができるであろう で…

京都の流儀 もてなし篇

"日本の美、和の象徴ともてはやされはするものの、この街ではこれが日常であり何も変わらない…

ルサンチマン 新装版

"2015年 東京。世界はそれほど進歩していない。ある分野をのぞいて"2004年から連載された本書…

異世界おじさん 1

"2017年秋 17歳の時にトラックにはねられて 17年間昏睡状態だった叔父が目覚めた 頭がおかしく…

40歳からは自由に生きる

"40歳を過ぎたなら、生物学的にはおまけの人生なのだから、世間の常識は無視して、あるいは、…

22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる

"今の選挙と民主主義の故障の構造を探り、選挙制度を作り変えられないか内側から闘争したり、独立都市・国家へと逃走して新しい政治制度をゼロから手作りしたり、無意識データ民主主義の構想をデザインしたりしてみよう"2022年発刊。本書は『異常を普通に』病んだ民主主義を再考している良書。 個人的には、友人に薦められて手にとってみました。 ⁡ さて、そんな本書は夜はアメリカでイェール大学助教授、昼は日本で半熟仮想株式会社の代表をしている(いつ寝てるんだw)著者が『大事だと頭ではわかる。