増補新訂版 アンネの日記
"自分でも不思議なのは、わたしがいまだに理想のすべてを捨て去っていないという事実です(中略)なぜならいまでも信じているからですーたとえいやなことばかりでも、人間の本性はやっぱり善なのだということを"2003年邦訳。本書は2種類の日記を編集、さらに新たに発見された日記も加えた増補新訂版。
個人的には主宰する読書会の課題図書として手にとりました。
さて、そんな本書は誰もが知るように、第二次大戦時、ナチスドイツ占領下のオランダ、アムステルダムを舞台に、密告により収容所に連行さ