![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72261983/rectangle_large_type_2_4949d3942a39654b0030c1d61cc5f77e.jpg?width=800)
Jogging in Odaiba 1年間の東京お台場ジョギング記録
期限は1年間。ふとしたことから東京のお台場に拠点を移すことになり、この明らかに生活基盤が無さそうで「観光地」としてしか認識されていない場所で、なんとか単調な毎日に価値を生み出すべくランニングコースを探索する日々だった。
「世界中、どこでも住めば都」だと思いつつも、やっぱり自分に合った場所(と合わない場所)は存在するのだ、と、当初、大嫌いなコンビニのはずなのに、そこに選択肢が無い、時間が無い、となると「便利さ」に自分が負ける日々。走りすぎて、健康診断で「貧血」と言われ、1ヶ月で超健康的な食生活を実践し、再検査を受けて、何も無かったかのような健康体に医者に驚かれ、何日か徹夜をする日々にも負けず、とにかく自己満足のためだけに走り続けた日々。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
改めて考えてみると、正直、これだけ開放的で、通行人がおらず(時間帯によるけれど)、走りやすい場所は他に無いんじゃないかと思えるほど、すっかり「住めば都」になっていた。もちろん、走るだけじゃなく、スポーツで出会った数多くの人々との繋がりが、きっと私を前進させてくれていると思うし、繰り返す毎日に光を与える存在だった。
改めて1年間の記憶を記録に。
4月~6月(1日5km~10㎞)
まず最初に、お台場に「観光」としてではなく「住民」として降り立った際、道路が整備されていてとても広いのに驚いた。先住民に「走るなら、お台場は最高の場所!」「開放的だよ」と言われていたのは、このことか。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423471/picture_pc_15abd4d22466eb42277eafcfc5a202e6.jpg?width=800)
そして、通行人と自転車のレーンが分かれているので、走りやすい。(まぁ、当然ながら、ここの道をひたすら走っているのではなく、ちゃんとしたジョギングコースがこの道の先にある)
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423919/picture_pc_2f46cadc540ac572eebb2b7fd0ed0ae1.jpg?width=800)
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423386/picture_pc_09c2a003f979c2fcbb8fbbf5183675e4.jpg?width=800)
南国の木々もあった。なんだか、ここだけ切り取ればとても温かい常夏の国。この海の記念館沿い(?)の道は、ほぼ最初しか走っていなかったけれど、良い遊歩道だと思う。ベトナムを思い出す。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423453/picture_pc_f3c4bae86c79024b9bc088cd1b976cde.jpg?width=800)
ほとんど誰にも会わない東京テレコムセンターまでの道のり。最初の頃は、とにかく「探検」目的で、至る場所を走る日々だった。
そして、冒頭で述べた通り、心機一転の春早々至る場所を走り続けた後の健康診断でスポーツ性貧血と言われる。・・・というか具体的に「スポーツ性」とかは言われず、ただ「貧血気味」として、スポーツをよくするか質問される。
医者「激しい運動とかよくされていますか?」
私「あんまり・・・毎日5㎞~10㎞程走るくらいです」
医者「それ、激しい運動ですね」
私「そうですか、どうすればいいですか」
激しい運動+コンビニはダメだったのだろうきっと。それ以来、鉄分を多く摂る。牛肉の赤身、貝類、マグロの刺身、大豆、小松菜やほうれん草などの緑黄色野菜、あとは柑橘系のフルーツ。基本、嫌いなものを我慢して食べたくもないし、サプリメントも体内に入れたくない。勉強でも仕事でも人間関係でも、日本人が美徳とする「我慢」を自分に強いたくはない。大好きなカフェ巡りの際のコーヒーは飲みたい。チーズケーキやパンプキンプリンも食べたい。
貧血と食事内容
貧血:めまい、立ち眩み、息切れ、疲れやすい、頭痛、眠気、集中力の低下
1日3食を食べる
メインのおかずには肉や魚、卵、大豆製品を!必須アミノ酸
レバー、卵、緑黄色野菜、納豆、カボチャ、ホウレンソウ、ナッツ類、鶏肉、魚、バナナ、牛乳、果物(みかん、りんご、オレンジ等)、海藻、さば、いわし、さんま・・・(血管の弾力性を高める)、チーズ、ナッツ、魚、豆腐、パセリ
なぜスポーツ性貧血が起こるのか?
ランニング時は特に、足の着地時の衝撃により、赤血球が壊れたり、血中の鉄分が発汗により流出する。失われる以上に鉄分を補う必要性あり。
1か月後、医者も驚くほど健康体に戻り、また走り続ける。(というか、「最初の健康診断が厳しすぎたんちゃうか」と、どうでもいい疑いをかける)
![画像25](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72424532/picture_pc_c63c1fd4420436f3ce2d964bd18f5854.jpg?width=800)
![画像24](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72424528/picture_pc_605c5197c8861fb455a70c7094bb2334.jpg?width=800)
![画像25](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72424570/picture_pc_94042fc387a3531540fee7fb86b9da09.jpg?width=800)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423504/picture_pc_ab3f6737676f9396753f50e0b569438b.jpg?width=800)
緑が濃いのを感じる。
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423812/picture_pc_de9692f917a16c1848d124a7a270705b.jpg?width=800)
未来館周辺。この辺りは、毎年夏によくイベントをやっていた。(らしい)
![画像26](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72424583/picture_pc_79138dad79814c97b16ed101c8d96c61.jpg?width=800)
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423757/picture_pc_38eaceeb2fcb3ca73bd9f4b3997153bc.jpg?width=800)
ダイバーシティ東京前のガンダム。このガンダムは数時間毎に動くそうで、たまに見物人を見る。その横をひたすら走る。
![画像23](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72424381/picture_pc_3174acd85dd341f0f7db48c6e44a7961.jpg?width=800)
6月ごろ、このようなマップの存在に気づく。プロムナードのランニングコースがあった!
7月~9月(1日5㎞~7㎞)
とにかく暑い日々。少し走るだけで、汗だくになる。咲き誇る花々を見つける度に、少し立ち止まり写真撮影。ベトナムが私に教えてくれたことのひとつとして「花を見る心」が挙げられる気がしていて、自分の身の回りにどれくらいの花が咲き誇っているかで、感情や生き方にも影響があると感じている。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423542/picture_pc_0d32eab6ba3a279a51bf9b2092c3e59e.jpg?width=800)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423532/picture_pc_3ee4146d0e2f99c7f51fb7a005533ee3.jpg?width=800)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423518/picture_pc_df82ce9f516665f1d7f4af154de5e969.jpg?width=800)
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423855/picture_pc_99594c0099fc190302e33e5a3487e0f4.jpg?width=800)
自由の女神周辺。この辺りの道もとても走りやすい。よく釣りをしている人々を見かける。あとは、周辺まで来ている観光客の方々もいらっしゃるけれど、朝はほとんど人がいない。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423409/picture_pc_93434dd173c12b223152613a5b892919.jpg?width=800)
この道は走ると木々の軋む音が凄いので、完全に字のごとく遊歩道。そして、カーブがかっている道は、反対方向に人がいるのかわかりにくいため、なるべく歩く。
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423868/picture_pc_fee2dc2bb7bd9d9f20fac0f669abba82.jpg?width=800)
自由の女神周辺にも、走行距離別のコースマップが!
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423644/picture_pc_8a68d175f5632efdfe9e7d0635774c20.jpg?width=800)
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423666/picture_pc_bd2dd5b59d893ab5ab39496f1f7f985f.jpg?width=800)
基本的に、走るのは朝が良いけれど、たまに夜走るとまた違った景色が見える。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423664/picture_pc_374f0e44e061536aca94f81ab10ba83a.jpg?width=800)
そしてとにかく、人通りが少ないのが良い。この道を、朝、レンタルチャリで走行して通勤している人々もいて、理想の通勤方法だと思った。たぶん、私たちは、オンラインでどれだけ「時間を効率よく使えているのか」と考えるよりも、オンラインでどれだけ「太陽の下で体を動かす機会を失っているのか」と考えたほうが良いのだと思う。(少なくとも、私は。効率を追いかけるとキリが無い)
![画像20](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423938/picture_pc_08f6690a1c5de1f6fcaa7244132bcdd3.jpg?width=800)
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423665/picture_pc_38683d733cfa092f08ed9a3de108a66e.jpg?width=800)
船の科学館前の夕陽。静かで、水の流れが緩やかで、ライトアップされていて、開放的で、ここは、やっぱりランナーの聖地なのだ。(とか、最初は全く疑心暗鬼だったけれど、改めて思う)
7月~8月は、とにかく多忙だった。息苦しかった。というか生きた心地がしなかった。一番キツイのは、晴天の空を見ながら、外に出る時間も無い程、仕事や勉強で机にへばりついている自分。「自分は何やってんだ」と思いながら、なんとかどこかで時間を見つけて走る。
10月~12月(1日5㎞)
外が若干肌寒くなる10月。9月後半から10月上旬はプライベートで良くない事や様々な別れが重なったので、気持ちが沈むと同時に、肌寒さが身体にくる。でも、走らなければ。
![画像22](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72424051/picture_pc_c99ccffdb198f2a799b12256f0a1ccd5.jpg?width=800)
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423723/picture_pc_6220e8c76851311a759c74647ff11c6c.jpg?width=800)
1月~3月(1日5㎞)
とにかく寒い。朝6時、外が暗い。暗いと起きている意味がわからなくなる。布団が暖かい。正直、「なぜ、自分は、この天国から出るのだ?」と自問する。でも、走った後の達成感と身体の調子の良さを知っているから、出る。太陽の光は本当に生命にとって大事だと痛感する。
![画像28](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72425415/picture_pc_d124d340b9779be4b76311585de9ca3b.jpg?width=800)
![画像29](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72425438/picture_pc_ec45de44a97b5e63d19d8e531219231f.jpg?width=800)
![画像30](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72425449/picture_pc_53fe6777ea315be9f92e47106396127a.jpg?width=800)
凍りつく寒さだけど、ここのランニングコースの緑は濃い気がする。道はくねっているけれど、お気に入りの道。
![画像31](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72425461/picture_pc_bb403cb09db9bf3c998e647d02f89d47.jpg?width=800)
武蔵野大学のキャンパスのひとつ。ここの大学は、さすが芸術大学とだけあって、建築やデザインも洗練されている気がする。
![画像21](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72423963/picture_pc_2bce15282a286c160118294b502b98b2.jpg?width=800)
![画像32](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72425481/picture_pc_30ebdc9d2d226d612698c96ee76dd780.jpg?width=800)
![画像33](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72425605/picture_pc_b26b803c76710df8adb13848dd9dc2af.jpg?width=800)
水の広場公園。この周辺は遮るものも無いので、太陽の光が直接あたって暖かい。この公園は、決して広くはないものの、坂道や階段など、少し単調な道に飽きた場合に良い気分転換の場所。
![画像34](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72425739/picture_pc_c366e737573d12f661c2fc5bac70c9b1.jpg?width=800)
ちなみに、お台場周辺にあったJog Portは、いつか行こうと思っていながら、いつの間にか閉業していた。その代わり、One Tokyoというマラソン会員グループを発見。
何にしろ、続けるというものは、大変だ。健康を大事に、といいつつ、走りすぎて健康診断で再検査をいわれるとは。「なぜしんどい思いして走るのか?」とよく聞かれる。走っていると、生きている感じがするから。風を感じて、移り変わる景色を見ながら、想像力が湧きたってくるのがわかる。私は、自分が精神的に弱いし影響を受けやすいのを知っている。精神的にしんどいのが、一番しんどくて、それらを上手くコントロールしないといけない。走っていると、自分の精神面での変化を感じることが多々ある。すごく些細なことだけれど、太陽の光を感じ、風を切り、本業で大変なことがあっても、プライベートでキツイことがあっても、そこに開放的な空間と平和がある限り、その環境を最大限使わなければならない。
自分の心を守りながらパフォーマンスをあげる方法(元アマゾン産業医)
・テレワークのメリット、デメリットを理解する
・変化に柔軟であること
・ズレを調整するための太陽光
(毎日、少なくとも10分の太陽光をあびる)
・朝の散歩と太陽光
・毎日5時間以上の睡眠必要
・湯舟につかる+軽いストレッチ
何よりも、何をしていても、私は常に、以下の言葉を考える。
"Nothing teaches us better than our own experiences."
「私たち自身の経験ほど、私たちに教えてくれるものは無い。」
![画像27](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72425362/picture_pc_b1d8244c5f7df39a4b873f3f201c2b46.jpg?width=800)
創造の場所であるカフェ代のサポートを頂けると嬉しいです! 旅先で出会った料理、カフェ、空間、建築、熱帯植物を紹介していきます。 感性=知識×経験 மிக்க நன்றி