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#85 「ひじき」のガチ解説

本格的に梅雨に入ってきましたね。

あまり天気がいい日が続かないので、
気持ちもどんよりしがちですが、
気をつけて引きしめていきたいと思います。

最近、Twitterで毎朝(基本は。。。笑)
『今日の目標』というものを
ツイートしています。

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その日にやるべきこと、
終わらせることを
まとめてツイートしているわけですが、
結構いいと思ってます。

自分のノルマを勝手に決めるので、
時間を有効活用しなければならないわけですから。

『時間は有限』。

この言葉を常に頭に入れて過ごすようにしてます。

でも、人ってふっとそれを忘れてしまいがち。

そうならないために、毎朝ツイートとともに、
『#時間は有限』とつけるようにしてます。

これは自分自身が忘れないためでもあり、
そのツイートを見た他の誰かが
『時間は有限』で、もっと一日、1時間、1分を
大切にしなきゃと気づいてくれるきっかけに
なったらという意味も込めてツイートしてます。

もし、このハッシュタグのついたツイートを
発見したら、十中八九僕なので、
フォローしてくださいね。笑

◯「ひじき」の栄養価と効能

今回は、「ひいじき」について解説していきます。

そもそも「ひじき」って何かちゃんと知っていますか?

「ひじき」は、ホンダワラ科に属する褐藻類で、
北海道の南部から九州まで、広い範囲に生息しています。

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収穫時期は、春先で、その時期を過ぎると、
茎が硬くなり始め、食用としては活用しにくくなります。

そのため、春先に一気に収穫をして、
生のままで保存できない分は、
乾燥させて販売されています。

「ひじき」を生のまま、調理する機会の方が、
少ないかと思いますが、それが原因です。

「ひじき」は、海藻類ですので、
実はミネラルなどを中心に
様々な豊富が含まれています。

「ひじき」自体のカロリーのかなり低いため、
(「ひじき」1人前(煮物1人分)で、約10kcal)
ダイエット中などで、カロリーは抑えたい。
けど、栄養価はしっかり摂りたい。

そういう方には、特に有効な食品かもしれません。

では、詳しく見てみましょう。

・ヨウ素

まずは、特に海藻類に多く含まれる『ヨウ素』です。

この『ヨウ素』は、世界的に不足しやすい栄養素と
言われているもので、不足してしまうと、
甲状腺腫症など、甲状腺異常を引き起こす
原因になります。

ただし、日本人に関しては、
この『ヨウ素』は、過剰摂取になりがちと
考えられています。

その理由は、“海藻“を食べる機会が
世界の人たちと比べると圧倒的に多いから。

昆布やわかめなどといった海藻を食べる機会が多く、
また、直接口にしなくても、
例えば、味噌汁や出汁を取るために
昆布を使った場合も、その出汁に
『ヨウ素』が含まれています。

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昆布だし100mgに含まれる
『ヨウ素』の含有量はおよそ5400μg。

「ひじき」1人前に含まれる『ヨウ素』の
含有量は、約3140μgとなっているため、
昆布だしの方が『ヨウ素』の含有量は多いです。

ちなみに、『ヨウ素』の1日の推奨摂取量は、
130μg/日、耐用上限量は3000μg/日です。

つまり、「ひじき」1人前を食べただけでも
1日に摂取しても良いと言われる基準を
超えることになります。

「ひじき」1人前がどれくらいか
イメージしにくいと思いますが、
小鉢1個分の「ひじき」の煮物と
考えてください。

かなり少ない量で、上限量を超えることが
分かりますね。

それに味噌汁を飲んだら・・・

上限量の倍以上を摂取することになります。

その理由から、日本人においては、
不足することが少ない栄養素と
考えられています。

また、本来摂取し過ぎてしまうと、
不足した時と同様に
甲状腺異常が起こりやすいのですが、
なぜか、日本人においては
上限量を大きく上回る量を
摂取し続けてもそこまで大きな影響がないと
言われています。

これは、日本人特有の『ヨウ素』に対する
耐性がついている、または
摂取の仕方が特異的であるなどの
要因が挙げられています。

味噌汁などのように
海藻を直接食べるのではなく、
溶け出した『ヨウ素』を取る機会が多いことが
要因なのかもしれないですね。

・鉄分

続いては『鉄分』です。

これも不足しやすい栄養素の一つですね。

特に女性は、生理や出産など、血が体外へ
出される機会が多いため、『鉄分』が不足し、
貧血などを起こしやすくなります。

『鉄分』は、ミネラルの一つで、
ヘモグロビン(赤血球の中に存在するたんぱく質)や
各種酵素を構成するために必要です。

不足すると、先ほどあげたように
貧血を起こしたり、酸素をうまく運べなくなったり
血液の濃度が薄くなったりするので、
息切れや動悸など、運動にも支障が出ることが
考えられます。

他にも、脳への影響として、
認知機能の低下なども挙げられます。

「ひじき」に含まれる『鉄分』は、
3.9mgとされています。

ただし、加熱する際の道具が
鉄かステンレスかで、
含有量が大きく変わるという
面白いデータもあります。

鉄のようにゆっくり長時間調理すると、
3.9mgの含有量で、
ステンレスのように急激に高温の熱が
加わると、含有量が0.4mgに減る
といった研究もあります。

現在、調理用鍋やフライパンの
多くはステンレスです。

加熱が早い、軽いなどの利点がありますが、
「ひじき」の栄養を考えると
相性はあまり良くないのかもしれません。

また、「ひじき」に含まれる『鉄分』は
植物性という点も不足しやすい原因の
一つかもしれません。

レバーなどのような動物性の『鉄分』よりも
植物性の『鉄分』の方が吸収しにくいと
言われています。

そのため、摂取しても十分な量を
体内に取り込めずに体外へ排出されている
可能性もあります。

『鉄分』を効率よく吸収するためには、
吸収をよくする栄養素(ビタミンCなど。。。)と
一緒に食べると良いかもしれませんね。

・食物繊維

「ひじき」には、『食物繊維』も
多く含まれています。
『食物繊維』には、不溶性と水溶性という
種類が存在し、それぞれ働きが違います。

例えば、

不溶性の『食物繊維』であれば、
腸の動きを活発にし便の排泄を促してくれます。

水溶性の『食物繊維』の場合は、
水分を吸収して膨張し、胃の中の滞留時間を
長くしてくれたり、
小腸内で糖の吸収を抑制してくれたり、
コレステロールの吸収を妨げてくれたり、
といった働きがあります。

どちらの『食物繊維』も
糖尿病や脂質異常症などの予防として、
役立つと考えられています。

・カルシウム

「ひじき」には、『カルシウム』も
多く含まれています。

『カルシウム』は、骨や歯などの
形成に必要な栄養素であったり、
筋肉の収縮に必要であったり、
血液凝固作用などもある栄養素になります。

こちらも欠かすことができない栄養素になるため、
「ひじき」含めて色々な食材から
栄養素を摂取していきたいです。

◯まとめ

「ひじき」は、重要な栄養素を
多く含む食材だったことが
わかったと思います。

途中でもいったように
日本人に関しては、
多少の『ヨウ素』の摂りすぎでも
そこまで影響は出にくいと
言われているので、
1日1食程度であれば「ひじき」を
食べても良いと思います。

ぜひ、この知識を活用してみてください!

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また次回の記事をお楽しみに。



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