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#56 「バナナ」のガチ解説
本日は、「バナナ」について、ガチ解説していきます。
一時期流行った「バナナダイエット」など、「バナナ」はダイエットなどに効果がるようなイメージを持ちますが、その真相はどうなのか。
最後までお楽しみください!
○「バナナ」の基礎知識
「バナナ」と言えば、2005年から2019年まで15年連続でよく食べる果物ランキングで1位に輝いている果物です(総務省家計調査より)。
それほど「バナナ」は、日本人にとって親しみのある果物であるということです。
そんな「バナナ」は、芭蕉科の多年草で、マレー半島のあたりが起源とされています。
本来、「バナナ」には種があり、東南アジアのどこかで、その種を移植するという形で栽培が始まったと言われています。
その栽培が始まったのは、なんと3〜4万年も前ということで、かなり前から「バナナ」は栽培がされていました。
今から5000年以上前になると、種がなく可食部の多い「バナナ」(現在売られている「バナナ」)が突然変異で誕生し、現在ある「バナナ」の栽培が始まりました。
人類の移動により、「バナナ」が大陸を渡ってアフリカへ根付いたのは紀元前2000年ごろと推定されており、現在「バナナ」の主要な産地である中南米には、スペイン人によってアフリカを経由してもたらされたようです。
ちなみに、日本に初めて「バナナ」が輸入されたのは明治時代。
当初は、台湾から輸入をしていました。1963年には、「バナナ」の輸入の自由化が認められ、台湾からの輸入量が増加しましたが、台風の影響や品質の不安定さから、台湾産に変わってエクアドル産の「バナナ」が輸入されるようになりました。
その後、フィリピンからの輸入が始まり、現在はフィリピンからの「バナナ」の輸入量が全体の85〜90%を占めているという状態になっています。
また、「バナナ」の輸入量は、果物全体の輸入量のうちの半分以上を占めていて、消費量も『みかん』に次いで、2位になっており、リンゴなどよりも多く食べられているそうです。
日本人は一人当たり、年間で「バナナ」を7〜8kg程度消費するそうですが、世界と比べると意外と少ない方で、ヨーロッパや北米では15〜16kgも年間に食べているそうです。
「バナナ」の種類は、約3000種類あるとされていますが、学説によって異なり、200〜250種類程度というものもあります。
ただ、それでもこれだけ多くの種類があることにはびっくりですね。
「バナナ」には、生食用と料理用の2種類に分けることができ、料理用の「バナナ」は茹でたり、油で揚げたりして食べるのが一般的です。
日本に輸入される「バナナ」のほとんどが生食用のため、あまり馴染みはないかもしれませんが、世界で生産されている「バナナ」のうち、生食用の生産は約43%で、半数以上は料理用の「バナナ」が生産されているようです。
○「バナナ」の栄養価
次に「バナナ」の栄養価を見てみましょう。
「バナナ」に含まれる栄養素は、
『カリウム』
『マグネシウム』
『食物繊維』
『ビタミンB群』
『ビタミンC』
『ポリフェノール』
などが多く含まれています。
特に注目すべきものが『カリウム』の含有量。
『カリウム』は360mgも含まれていて、ゴボウ(320mg)やニンジン(300mg)、キウイ(290mg)よりも多いです。
『カリウム』には、体内のナトリウムを排出する作用などがあるため、むくみ解消などに非常に有効です。
また、「バナナ」は甘味が強く、カロリーが高いと思われがちですが、実際は1本あたり約86kcalと少なく、これはご飯茶碗半分、6枚切りの食パン1枚の半分のカロリーと同じと、かなり低いことが特徴です。
カロリーが低く、かつ、むくみをとってくれる『カリウム』や『食物繊維』などが含まれている「バナナ」は、ダイエットむきの食材と言っても良いでしょう。
○「バナナ」を取ることによる効果
今度は、食べることによってどのような効果があるのかをみてみましょう。
・血糖値の上昇を抑制する
「バナナ」に含まれる『食物繊維』の効果です。
血糖値が急激に上昇すると、インスリンが過剰に分泌され、脂肪蓄積の原因になることもあります。『食物繊維』は、血糖値の上昇を緩やかにしてくれるので、必要以上にインスリンが分泌することがなくて済みます。
・優秀なエネルギー源
エネルギー源になる最も優秀な栄養素は”糖質”です。
「バナナ」にも”糖質”が含まれています。
上記にも書いていますが、「バナナ」は果物ですので、”糖質”の種類は『果糖』と思われがちですが、実際は少し違います。
ここが「バナナ」の面白いところで、「バナナ」に含まれる”糖質”は、様々な種類があることがわかっています。
最もエネルギーに変わりやすい『ブドウ糖(単糖類)』をはじめ、『果糖(二糖類)』や『ショ糖(二糖類)』、『デンプン(多糖類)』も含まれています。
”糖質”は、分子が少ない方が吸収が早く、分子が多くなればなるほど吸収に時間がかかります。
つまり、単糖類〜多糖類まで含まれている「バナナ」は、エネルギーに変わりやすい食材でありながら、腹持ちもよく比較的長時間エネルギーを保つことができるという特徴があります。
そのため、アスリートの中には、「バナナ」を試合前に食べてエネルギーを補給することもあります。
ダイエットのみならず、運動においても「バナナ」はおすすめの食材ということになります。
・抗酸化作用
「バナナ」には『ポリフェノール』が含まれていると先ほど説明しました。
『ポリフェノール』は赤ワインや緑茶などにも含まれています。
「バナナ」に含まれる『ポリフェノール』は”ロイコシアニジン”や”ロイコアントシアニジン”などで、抗酸化作用(いわゆる老化防止)があるため、しみ、そばかす、しわなど、体の老化を抑えたいという方にはおすすめです。
特に『ポリフェノール』の含有量が多くなるのが、”シュガースポット(黒の斑点)”が出てきた状態の時です。
購入したばかりの「バナナ」は比較的まだ熟していない場合が多いので、少し置いて”シュガースポット”が出てきたら、食べるのが良いと思います。
・その他の効果として・・・
上記に挙げた以外にも、『ビタミンB群』の効果により、タンパク質・糖質・脂質の代謝を促してくれたり、エネルギー生成に関与したり、睡眠ホルモンである”メラトニン”の前駆体である”セロトニン”の生成に必要な『トリプトファン』が含まれているため、質の良い睡眠を取るためには『トリプトファン』は必須です。
特に『トリプトファン』最終的に”メラトニン”になるまでには、約13時間程度かかると言われているので、朝食に「バナナ」を食べることで、夜10時ごろになると睡眠ホルモンの”メラトニン”が生成され、入眠がスムーズになるなどの効果が期待できます。
体のエネルギー源にもなり、体の老化を抑制し、さらに睡眠の質も高めてくれるということで、「バナナ」はとてもおすすめです。
○気をつけるべき点
ここまで「バナナ」について、良い点を挙げさせてもらいました。
最後に「バナナ」を選ぶ際の注意点をお教えします。
「バナナ」を選ぶ際に、最も注意すべき点は『農薬が使用されているか』です。
「バナナ」の栽培には、意外と『農薬』が使われている場合が多く、輸入品のようば安価な「バナナ」ほど注意が必要です。
『農薬』は、食べてすぐに悪影響が出るわけではありませんが、体の中に蓄積され、将来どこかのタイミングで症状が現れる、もしくは、徐々に症状が現れる場合も考えられます。
また、自分の体には異変がなかったとしても、自分の子供ができた時にその影響が出てしまう場合もあるので、注意が必要です。
これは「バナナ」に限らず、野菜などは全て懸念すべき材料になります。
より安全なものを食べるのであれば、オーガニックな食品を扱っているところから購入したり、有機JASマークがついたものを購入したりすることをおすすめします。
ぜひ、今後「バナナ」を買う際は、そこら辺を頭の片隅に置いて考えてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました😊
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何もリアクションしないのはなしですよ!
それは、無人販売で売られてる野菜をお金を払わずに持っていくような人と一緒ですからね!!笑
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