春の可愛い絵本、アートと菌ちゃん農法
毎朝、鳴き声が聴こえるウグイス。
2月末には、
ホーホケホケ
という声に、何の鳥かな?と思っていたら、いよいよ、元氣よく
ホーホケキョ
と鳴けるようになりました。
とても可愛らしいキレイな声です。朝は沢山の鳥たちで何やら話しています。
畑にはきれいな菜の花が沢山咲き始めました。
春を一番に告げるこの青い花は幼い頃から大好きでした。
庭にある畑は、土づくり、1段目の畑はコンポストや雑草、落ち葉を使った腐葉土や肥料づくり、2段目の畑は子どもたち用に残して、3段目の畑は菌ちゃん農法の畑にするので、耕しました。
やっと3回目、耕して草の根をきれいにとり、溝を掘りました。
そしていよいよ、肥料がわりになるセイタカアワダチソウの茎を短く切ったり落ち葉などを集めていきます。明日にはウネをつくります。
毎日毎日、同じことの積み重ねですが、いろんな発見があります。そこで、鉛筆や絵の具も運んでいき、途中で絵を描いて休みます。
タネを見分けるシート。
最初はタネも葉っぱも見分けられず、陸稲を育てたときは、雑草と陸稲の区別ができなくて、いちばん困りました。
せっかくなので、自然にまつわる沢山のアーティストさんの作品を紹介しましょう。
ゲルダ・ミューダーさんの絵本がすごい!
こんなの描けたら嬉しいなあ!
私は絵本が大好きで、幼い頃から、沢山のお話をつくっています。
絵を習わせてもらったのですが半年くらいでやめてしまいました。とても感性豊かな子で、天井に絵が描いてあるだけで、おそろしくて、その部屋に入れなかったのと、景色を描きたくないのに景色を描く時間があったから(笑)
いまは自由に描いてますが、
文に絵をつけてみたいです。
ターシャチューダさんも有名ですね!
自然の中での暮らしを描いた作家さんたちの絵も大好きで幼い頃からよく絵本ばかりを集めた大人向けの雑誌を読んでいました。
ターシャチューダさんの庭(左)と絵(右)。
あとは、モネなど絵描きさんたちの庭の本も大好き。大きな絵もよく観に行きます。
日本では東山魁夷さんや、永田萌さん、スズキコージさん、さとうわきこさんらが好き。
絵本が大好きで、さとうわきこさんのアトリエで働いていたこともあります。
さとうわきこさんは、『ばばばあちゃん』シリーズで有名です。
イラストレーターさんの仲間は沢山いて、よく影絵の音楽を作曲させて頂いています。いまはインドの作品を制作中!と言っても、数年ごしになってしまいました。
私の大好きなイラストレーターさんの作品。
本作で3作目です。インドがテーマです。
さて。インドやヨーロッパのアートばかりなので、日本からも。
小林一茶は、江戸後期の俳人。3歳で母を亡くしたあと、晩年に至るまで妻や幼子を次々と亡くし、村を襲った大火で家を焼かれ、びっくりするほどの苦労をされた人ですが、一茶の句はまったくそれを感じさせない明るくてあっけらかんとした印象を受けます。
彼は、おそらく句のために、この人生を送ったのだな、と思うほど。そして誰からも愛され、誰にも媚びない真理をサラッと詠んでいるのが一茶。
私は、彼の『金が降る』という作品が好きです。
ある貝を、山奥では宝と尊ばれ、海辺ではゴミとされる様子を面白おかしく描いています。
同じく鳥のうた。
三宝は、仏教で重んじる仏宝(釈迦)、法宝(仏の教え)、僧宝(仏の教えを奉ずる者、僧侶)。
鳥は一羽でありながら、鳴く声が『仏・法・僧』の三宝である、という。
一茶がホーホケキョを
ホーホケ経
と、笑っているのに対して、空海は何を聴いても、何を見ても真理を悟るのだ!と、2人の視点が面白いです。
なるほど。
人の頭とは、こんなふうに出来ているんですね!