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ぴぴぷる
2018年9月28日 01:19
思い出は 突然私に会いに来る手紙も出さず 忘れた頃に変わらぬ顔で 会いに来るあの時と 同じ香りと あなたが言うから手を繋ぎたくなるけれど私のほうは 変わっちゃったよ 寂しいね。
2018年9月10日 01:05
電車が光だけを運んでいく山からずうっと降りてきた線路は田園から田園へ続く暗い車体には 記憶がある苦しみや安らぎ 虫の音や人の声町の歴史を 覚えているそして その光もまた 車掌の体温や 山の空気を吸い込んでどこかへ運んでいくのだ。
2018年9月8日 02:09
絵の具を ぐちゃぐちゃにしたような液体が潮の満ち引きのように かさを増したり 減らしたりしながら心をざわつかせる混沌とした色の中で それが紫であると 言えるときもあれば黄のときもあり また 赤のときもあり 或いは やはり何とも言えぬときがあるその色とりどりが 血流に乗って私を支配するすべての人は キャンパス上にあり知らぬものこそ 汚れを見たいと。