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しあわせのちパニック―感情の振り幅による疲労―

私は、音楽がだいすきだ。


すきなアーティストの新曲リリースが決まると、嬉しくて喜んで。予約して、待って、手に入れて。そして、聴いて、想いを馳せて、味わって。何度も聴いて。何年か経ったら、また違うことが分かったりして、リピートして。

音楽がすきなひとなら、本当によくわかっていただけると思う。

これが、本当にしあわせだということ。




鬱病無職になり、少しずつ、音楽の、いろんなことを、諦めてきた。

LIVEはもちろん、入会していた2つ(L’Arc-en-Ciel、中島美嘉)のFCも抜けた。リリースにもついていけなくなっている。


でも、今回、いろいろあって、500円玉貯金で、だいすきな中島美嘉さんの最新アルバムを、発売日に買うことができた。


なつかしい感覚だった。


あのどきどき、しあわせを、久々に味わえることに緊張した。



コンビニ受け取りにしていたけれど、当日の朝(昨日)、コンビニに行くのが怖くて仕方がなかった。


おおきなおおきな、久々のしあわせを感じて、感情が異常に高まってしまう自分。そしてその後、反動でメンタルが不安定になってしまう自分。

それが、見えるからだ。


感情が高まるときも、沈むときも、私の心はかなり疲弊してしまう。

感情の振れる幅が大きいと、どうしても心に負担がかかるのだ。

嬉しいとき、しあわせを感じるとき、また、集中して物事を順調に進めているときすら、怖いのだ。後々、ずどんと落ちるから。

心からしあわせを噛み締めたいのに、いつも、恐怖と隣り合わせ。



頓服の向精神薬を早めに飲んで、落ち着いてからコンビニへ出かけた。

ネット予約の際、特典ポスターは終了していたはずなのに、なんと、レジの方がもってきてくれた箱は、なんだか細長かった。


え!もしかして!

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家に帰って開けたら、美しい、中島美嘉様の、大きなお顔のポスターが!

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ついてきた!しかも、ブックレットも本当に素敵。


DVDで映像を観たけれど、本当に、美しく、かっこいい女性が、私の憧れのひとが、本当に、、、、、、

(言葉にならない)


生きている姿が、本当にすきで。

そして、表現力、彼女にしか出せないオーラが、だいすきで。


だいすきなひとのCD、無期限無収入なのでシングルは諦めていた。

でも、アルバムは、どうしても欲しかった。

音楽を聴くための資金は、治療費にもなると思っている。


3年半ぶりのアルバムを、無事getできた私は、しあわせに満ち溢れていた。

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なんなら、その前の日、急須でお茶を淹れたら、一生見られないと思っていたあの、”茶柱”が立ったのだ。

びっくりした。


こんなに、いいこと、しあわせなことが続いていいのかな、いや、いいんだと、思っていた。




、、、、、、でも、やっぱりだった。



アルバムを手にした日の夕方。

私は、母との会話の中で、悪気なくぽろっと、母の逆鱗に触れる言葉を言ってしまった。母はかなりカチンときたようで、結構がっつり怒りぶつけてきた。

その瞬間、私は母を傷付けて私はなんてことをしてしまったんだ、というパニックになり、大声を上げ泣いたり、過呼吸寸前になった。いっそ殺してくれと思うほどの乱れようだった。


ここからもう、立ち直れない。ずっと、寝るまで、憂鬱な気分は治らなかった。苦しかったし、家族も巻き込んだことにも心が痛かった。





次の日(今日)は、寝具を洗ってシーツを変えること、衣替えをすること、どちらかをする予定だったが、栄養ドリンクを飲んで、昨日購入したCDを流して、気持ちと意欲がのってきていて、休憩もちゃんと入れつつ、勢いに任せてどちらも終わらせた。驚くほどの進捗状況だ。



でも、、、、、、、、、

、、、、、、こうなると、あとでどかっと疲弊がくることが、怖くてたまらなくなる。

一旦、意欲がわいて次!次!となっているとき、やめてしまうことができない。


感情と意欲に、ブレーキをかけることができないのだ。

これが、鬱病pizzaの現状。


こういう今の自分と付き合っていくのは本当に疲れるし、周りも巻き込むから、ますます自分を責めがちになる。



しあわせが後ろめたくなる、怖くなるのが、本当に悲しい。


幼いころから「おちつきなさい」と母に言われて続け33年間治らないが(障害などはない)、鬱病も相まって、この、自分の感情に素直になるとみんなに迷惑をかけることは本当に苦しいことだ。



自分に疲れてしまう。

自分と別れたいけれど、自分とは一生離れられない。


生きてゆくしかないのだ。

この、どうしようもない、自分を連れて。



みんな、そうだ。


自分がだいすき、というひともたまにいるようだが、人間は何かしらコンプレックスを抱えながらも、受け止めて、自分と付き合っていくしかない。

だからこそ、ひとからは魅力がにじんでみえる。


私のだいすきな中島美嘉さんも、”耳管開放症”という治らない耳の症状を抱えながら、日々うまく向き合う方法を探しつつ、私たちファンに歌声を届けてくれる。

誰しもが、自分と向き合うことに苦しんでいるのだ。


私が購入した、中島美嘉さんの最新アルバム『JOKER』に収録されている

『Justice』

という曲。


「私以外誰がやる」


なんて、歌っている。


こんなこと言える人間は、本当にかっこいい。

できないことより、できることを探したい。

私にしかできないこと、何だろう。

見つけるには一生かかるかもしれない。



負けない。


自分に。



このあと、ずどんとまた調子が落ちるだろうけれど、いつもこんなもんだ。

今はちょっと、その傾向が強く出てしまうのかも。

そう構えていればいい。


また、明日があるんだから。生きてさえいれば。



さて、まだエンジンがかかり続けていて落ち着かないので、散歩しながら除湿剤買ってこようかな。

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私の部屋は、美嘉師匠が守ってくれている。



行ってきます。




これからもっと、自分とうまくお付き合いできるようになりますように。

しあわせを、しっかりとかみしめられる自分になれますように。

未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。