昨日のことと今日のこと
最近どうも、私が具合悪そうにしている顔が気に入らない様子の母。
とはいえ、私の鬱調子は絶不調。
声のトーンが低いとか、顔は上向けるでしょとか、
ひどければ「見たくない」とまで言う。
自身が調子よくなくて、私が具合悪そうにしている姿が目に入ると敏感になり気になってしまうのだろう。
それは分かる。
でも、
ここは、私の職場だったっけ?
無理に笑ったりしないといけない場所だっけ?
意識できるときはするけれど、パニックになっているときは感情がいうこと聞かない。
おとといサポステにでかけて疲労が蓄積していて、昨日の朝、重い顔をしていたら母に指摘され、無理くり散歩しに外に出た。
心は鉛のようにおもだるい。
お参りしようと思うけれど、神社になんて、行けるような、神様に顔向けできるようなメンタルではない。
このまま、歩いて、家から遠ざかろうか、と思ったが、いつもの散歩道の河原の、皮を挟んで反対側の道を歩いてみた。
と、
土手のちょっとした広場に、
三毛猫が。
たった一匹、背中のいい柄をみせて、休んでいる。
かわいい。
近くに行きたいけれど、歩ける道と少し、離れたところにいた。
うとうとしていたので、草原にまで入っていくと、音で起こしてしまうと思い、少しだけ階段を下りて、遠巻きに、ただ眺めていた。
青空、桜の木。
北東北、桜の開花にはまだまだ。
でも。
雪が溶けて、こうして、外でも、座ってちょっとゆっくり、過ごす場所ができる季節になったのだなぁと。
三毛猫と一緒に、すこしだけ、日向ぼっこ。
家族のことも、お金も仕事も将来のことも、何もこの場所にはない。
ただ、猫と、草と、空。
、、、、、、ずっとこの時間が続いてほしかった。
その日の、夜。
帰ってきた父に、またしてもいろいろ不満をぶちまけて怒鳴り散らす母。
X JAPANのToshlがだいすきな母は、昨日のミュージックステーションを観るために一日がんばっていた。
父の帰りが、ちょうどその、Mステの開始時間と重なってしまったので、そこからもう何もかもに腹が立っている様子。
(父が、自身で夕飯の準備ができないため)
なんだかんだで、いろいろあって、ようやく、父の夕飯も用意できて、母が着席してTVを観られるというタイミング。
直前まで、怒号が響いていたので、私はまだメンタルがパニックで、どきどきがおさまっていなかった。
唐突に、母が、その前にあったクイズ番組の問題を父に出した。
父が、なんと一発正解したので、母と、昨日仕事が休みで家にいた妹は、驚いて
「おおおおおおーーーーーー!!!!!」
と、父を拍手でほめたたえた。
、、、、、、なんと、急激な場面転換。
切り替えがうまくない私が、よくないのはわかっている。
でも、まだ、突然の、その場の空気の変化に、心が対応できていなかった。
今の今まで、父に怒鳴っていたのに、急に、父をほめたたえ始めたから、私にとっては、またついていけず脳内がパニックだ。
その、戸惑いの私の姿に、ふと気づいた母が、私に言った。
「疲れたなら寝て。そういう顔してるならもう、見たくない。」
バッサリ。
ええええええええええええええ。
あああああああああああああ。
即座に、二階へ走っていって、部屋にこもった。
電気を消した。
、、、、、、さっきまで、、、、、、、父をのけ者みたいにしておいて、
最終的に、私をそうやって、追い出すんだ。
へーーーーーーーーーーーー、そうなんだ。。。。。。。。
へええええええええええええええ、、、、、、、、、、、
私が家族に嫌な思いさせてたんだ。
もう、そういう思考回路にしかならなくなった。
そして、気付いた。
寝る前の薬、頓服薬、いや、とにかく、薬を飲むための水もない。
寝られるわけがない。
20時。
夜の台所仕事の担当も、できてない。
エプロンもしたまま。
「そうやって全部やらせて」
「あんだけ早く寝ておいて」
翌日に言われそうな言葉なんてすぐに思いつく。
私は、母に、いろいろ言われたくなくて生きているの?
言われても自分は自分と思いたいんじゃないの?
このときは、何も考えることもできない。
思考回路なんて働かない。
とにかく、
しにたいんじゃない。
ここから、抜け出したい。
どこか、遠いところへ、
家から離れた場所へ、
逃げたい。
ここじゃない場所へ行きたい。
そればっかりが頭の中をめぐる。
お金さえあれば、かき集めて、荷物まとめて、しずかに家を抜け出して、どこへでも。
でも、
ないんだよ。
お金がないひとは、
養ってもらっているひとは、
どんなことをされてもここで生きていくしかないのかな。
ぜいたくな悩みだというひともたくさんいるかもね。
でも、私は、
一生抜け出せないんじゃないかという恐怖の中で、いつもここにいる。
働ける、健康な心身がないから。
YouTubeを、布団の中でなんとなく流す。
見取り図さんの、なにげない動画がよくて、気付いたら笑ってはいた。
でも、いつも観ている、ほかの華やかなチャンネルの動画は、観る気持ちになれなくて。
ただただ、水どうしよう、薬飲めば変わると思うけれどコップがないなとか、とにかく、どんどん重くなっていく鉛のような心で、横になっていた。
10年ほど前に使っていた、コップをなんとか発掘し、何か菌がついていて私に影響があったら、そのまましんでしまえばいいなと思い、それを、しずかに洗面所に行って、水洗いして、水を汲んで、頓服の向精神薬と寝るための薬を、同時に体内にぶちこんだ。
Mステは盛り上がっているらしく、下の階から、
大笑いする家族の声が聞こえてくる。
うん。
私がいないから、たのしいよね。
ごめんね。
こんな人間でしか、いられなくて。
決して、努力していないわけではない。
ただ、いつまでたっても、努力の方向、気を遣う方向が、違うままなんだ。
いつになっても、その方向が、正しい方向が、見つからないんだ。
もう嫌だ。
しにたくなるほどの力がない。
明日がくるのもこわい。
TVerでゴッドタンを流した。
今注目しているニューヨークが出ていたが、嶋佐さんが屋敷さんの服がダサくて泣きながら怒ったエピソードは、何の媒体で聞いても面白い。
薬を飲んだから、たのしいと思えたのだ。
これを観たら、無事に眠れたようだ。
夢をたくさん見た。
一時期夢をみなくなっていたが、最近またよく見るようになった。
今朝。
起きた。
まだ生きている。
さあ、母と、対面しなければ。
つらい。
でも、がんばって、キーを高めに、声をかけた。
母は、普通に、昨日の盛り上がったMステの話をする。
「よかったねー。」
私は聞いていた。
たのしそうだったのは、充分伝わってきてたよ。苦しいくらい。
もういい。
とりあえず、今日は、ドラッグストアに行こうと思っていた。
自転車で。
歩きよりも、少し長い間、家から離れられる。
とにかく、出かけようと思っていた。
雪国では、冬の前に自転車を片付ける。
我が家は、銀色のカバーをかけている。
春になったら、それをオープンし、自転車をふいて整備して、また乗り始める。
私の自転車(ママチャリです)は、3年ほど前に母に買ってもらった、私にとっては”マイカー”。
赤を選び、だいすきなL’Arc-en-Cielのギタリスト、kenさんが手がけた赤色のギターの名前にあやかって自分の中で“ギャラクシーレッド”と名付けている。
そして、錆びてカゴが壊れたので、昨年新しくカゴを買い替えたばかり。
、、、、、、ああ、それなのに。
ひと冬越えたら、こんな状態に、、、、、、
錆びさびじゃん、、、、、、
汚せないものを直に乗せられない。困った。
でも、とりあえず、必要なものを買いに、チャリを漕いで出かける。
吹く風が心地いい。
昨日と、同じ位置にあの三毛猫がいて笑えたのと、
とある家のテラスに、茶トラの猫が香箱座りで目をつむり、ぬくぬくひなたぼっこしていて癒された。
外はいいなぁ。
買い物は心が疲れるけれど、やさしい店員さんと出会うと本当にうれしい。
自転車はすいすい進み、最近できた新しい道路から、山が見えて。
いい天気だ。
でも、太陽をとってみたらハロが現れたので、これから天気は崩れてくる。
ハロ=太陽の周りにかかる虹色の輪。天気が崩れる前触れらしい。
最近、本当に堕ちるところまで心が堕ちてしまうので、文章する力も残っていない日が多い。
ただ、最近できたたのしみがある。
漫才コンビの”見取り図”さんが、おふたりともnoteを書かれていて、特にボケのリリーさんは毎日更新しているようだ。それを、毎日読めるたのしみが、日課にできたことが、嬉しい。そして、コメントを書くと、こんな私にスキをくださる。嬉しい。
見取り図ディスカバリーチャンネルで、”南大阪のカスカップル”というシリーズがあり、それに今私はハマっている。
最近、料理しながらカスカップルのコントをしていて、普段は言葉を発さないキャラの彼女の綾ちゃんが、そこでみせる心の声がかわいくてすっかりファンだ。
さて、もうひと歩きしてこようか。
少しずつ、少しずつ、前を向いていけますように。
未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。