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きっと限りなく透明なのだと思う

愛ってなに?

それは『幸せってなに?』という質問と、良く似ている。

誰かを愛して、誰かに愛されて。
家族をつくり、子孫を残す。
ひとりではなくて、誰かのそばにいて。
そうやって過ごす。

そうじゃないと、幸せじゃないみたいな。
世の中のそんな雰囲気が、ただひたすらに苦しい。
 
溢れる人間の中から、たった1人を選ぶ。
そして、特別な愛を交わす。

そんな事、別にやりたくない。

私はそういう人間で、そのままで。
別に、いいはずなのに。

愛することが自由なら、愛さないこともまた自由であるべきだ。

幸せは心と同じ。
目に見えないし、たぶんそれぞれ違う形をしている。

誰も、本当の幸せなんて知らない。

私は時々、恋愛なんてくそくらえだと思う。
誰とも恋をしていなくても、生きていける。

みんなを、愛している。
だから、誰ひとり愛していない。

恋人でなければ、愛は成立しないか。
そんな事は、ないだろう。
ないはずだけれど何か違う、みたい。

人を愛するのは確かに美しい。
では、人を愛さないのは醜いのだろうか。
可哀想、だろうか。

まるで何も無い人間、みたいに思える。

私の愛は、きっと限りなく透明なのだと思う。
透明な愛は、無いに等しいだろうか。
せめて、透き通って綺麗に見えたら良い。

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