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ハゲワシと少女と写真家カーターさん

カーターさんの苦悩

一枚の写真を見せました。
何も説明は加えませんでした。
気付いたことを発表してもらいました。

・食べ物がなくて死にそう。
・子どもなのに一人でうずくまっている。
・子どもが何をしているのだろう。
・鳥に食べられてしまうのではないか。
・鳥の餌になってしまいそう。
・体が細い。
・何をしているかはわからない。
・吐いている。
・痩せている。
・悪いことをして親に捨てられた。
・食べられそうで丸くなっている。
・貧しい。
・かわいそう。

いろいろなことが出てきました。

この後、説明を加えました。

場所は南アフリカだと言うこと。
サバンナ(草原)で親は戦争で殺されてしまったこと。
ハゲワシが今にも襲おうと狙っていること。
などなど・・・・

この写真を撮ったカーターさんは写真家の栄誉である
ピューリッツァー賞をとりました。
ところが批判が出たのです。
我が5の1でも同じようなことをいう子がいました。

「なぜ助けないのか」

助ける状況にはなかったのですが、批判を受けて
カーターさんはその後、自殺してしまいます。

こんなふうにしてしまった「戦争」というものを考えざるを得ません。

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