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不動産空き家処分体験記

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#マイホーム

築40年以上の父所有の4LDKの一軒家が空き家になった

木々が覆いつくす両親の今の家とは別に、父が40年以上前に当時新築建売で購入した私鉄の駅から徒歩10分程の郊外にある4LDKの一軒家がある。

当時購入して間もなく、父が転勤になったため、私達家族はその家に5年と住んでいない。長らく借家として人に貸していた。

父が定年を迎え、両親は木々が覆いつくす今の家に移り住んだ。4LDKの一軒家はそのまま人に貸し続けていた。

父によると、4LDKの一軒家には

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祖母の空き家 不動産屋へ売却の相談 でも売れない

祖母の空き家 不動産屋へ売却の相談 でも売れない

もう自分達では一切、空き家となっている祖母の家を活用できなくなっている(それどころか敷地内にさえ入るのが難しくなっている)。

この現実を、所有者である母に伝えた。

「おばあちゃんの家、森になってるよ!早くどうにかしないといけないと思うよ。不動産屋に売却の相談とかしてみない?(売れるかは分からないが…)」

「えー?この間遺品を処分したばかりでしょう?まだ売るとかは先でいいよ」

まただ…この先

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祖母の空き家 森になる

祖母の空き家 森になる

すったもんだのあげく遺品整理処分が終わった空き家となっている祖母の家。

遺品整理を終えたはいいが、ずっと空き家状態のまま1年が過ぎた。

あれから現地はどうなっているのか?

ある夏の日、気になって夫と車で2時間弱の道のりをとばし、見に行った。

「アレ?ココ?」「森?」
祖母の家があるはずの場所に到着して目を疑った。
両隣は住宅なのだが、祖母の家があるはずの場所だけ、まるで森になっていた。

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7年間放置の空き家 祖母の遺品を処分 かかった金額は...

祖母が亡くなってから長い間、空き家のまま放置状態だった祖母の家。
遺品整理さえもやろうとしなかった母が、やっと「やってもいい」と言い出した。

何故、気持ちが変わったのかは分からない。
ただ、母に会うたびに、「空き家をこのままにしておいても何も良いことはない」「せめて遺品だけでも整理しよう」と言い続けてはいた。

理由は何でもいい。
とにかく、母が心変わりしないうちにと、すぐに以前から目星を付けて

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7年間放置の空き家 動じない母

祖母が亡くなって7年経っても、空き家に残った遺品一つ片づけようとしない母。
もはや娘の私が何を言っても、聞く耳を持たない。
ここは一つ、第三者的な立場の方からプレッシャーをかけてもらおう。

私は祖母の家を管轄する役場の空き家対策担当へ電話をかけた。
どこの田舎の自治体でも空き家は深刻な問題になっているはず。
親身になって対応してくれるのではないだろうか、と期待しつつ…。

「何年も前から空き家の

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老父母の住まいについて

私の両親は10年前、父の定年を機に、60代で大手ハウスメーカーの注文住宅で家を建てた。

老後を迎えるにあたり、それまで住んでいた築30年以上経った古い家から離れ、新たに田舎に土地を購入して家を建てて移り住むことを決めたのだった。

それまで住んでいた家は1970年代に当時新築建売で購入した4LDKの一戸建て。
私鉄の駅から徒歩10分程の郊外にあった。

新築建売で購入したのに、実は両親はその家に

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