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きょうのできごと

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2019年の立冬から書き始めた日記をまとめています。おおむね翌日6時更新。
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#いま私にできること

2020/07/02 確かめる/心強い

2020/07/02 確かめる/心強い

放課後、授業で使ったというラベンダーのポプリを生徒が見せてくれた。お母さんが形を整えたというのだが、リボンでうまく花の部分を結んである。セキグチ君に持たせてくれたので写真を撮った。

模試の結果が届いたことがきっかけで同僚とあれこれ話をする。なかなか普段ゆっくり話す機会を持てていなかったので、仕事の話ができてよかった。ともすれば日常の業務はどんどん流れてゆくので、ちょっとした違和感を立ち止まって確

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2020/07/01 流れる/ともにある

2020/07/01 流れる/ともにある

雨は降らない。
少し強いが爽やかな風が朝から吹き続けた。

流れに流れて17年。またこの日は巡る。
心乱れることはない。
ともにある。

2020/06/11 全員でないにしても/これからのありかた

2020/06/11 全員でないにしても/これからのありかた

今週いっぱいは分散登校・オンライン授業の体制を取る勤務校。時間割と登校日の兼合いで、今日ようやく自分の担当科目で学年の生徒たちと対面することになった。同じ教科の別科目の人の授業サポートには入っていたけれど、自分の担当科目では今回が初めて。とはいえ担当3クラス同時展開なので、教室につきっきりとはいかず、ずっと巡回する。

今週で菊池寛「形」の学習が終わるので、今回と次回はまとめの回。こちらからの講義

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2020/06/07 密度/味わってこそ

2020/06/07 密度/味わってこそ

朝から空には雲一つない。

いくつかのすべきことをしてから、DVDを流しながら日記と手帳の整理などする。手帳を見返すと、もっと時間をうまく使えるようになりたいと思う。別の言い方をするならば、一日の密度を上げたい。

あれをしたい、これをしたい。そう欲張るわりに、準備とかハウツーを見るだけでどこか満足した気になっていることがある。もしかしたらその程度の願望なのかもしれないけれど、そういうことではない

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2020/06/05 機能回復訓練/日々の鍛錬あってこそ

2020/06/05 機能回復訓練/日々の鍛錬あってこそ

走っていないし、ジムにも行かないし、在宅勤務期間が長く続いたし……という理由を列挙しても仕方がないわけで、ただただ体力減退の事実だけが突きつけられている。

中高と(へっぽことはいえ)水泳部で過ごし、日々ストレッチを欠かさなかったことが幸いして身体の柔らかさにはそこそこ自信があった。だがしかし、ここのところの運動不足のために身体が随分硬くなっていることも実感していた。

まずいなあ、よろしくないな

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2020/06/02 なんかおかしい/うらはら

2020/06/02 なんかおかしい/うらはら

来週末までの2週間は生徒が登校する日もあるけれど、在宅学習の日も半分あるので、授業自体はこれまでのオンライン授業のまま。今年度初めて授業のために教室へ向かうのに、少し緊張した。高2古文。高校生はさすがでなれたもの。すべきことを着実に進める。こちらの側が慣れず、生徒がいて、自分も教室にいるのにほとんど話さずに授業が進むことにそわそわした。

午後、人事課の面談を受ける。法人も管理職も現場の教員も、今

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2020/05/28 ひとつの課題/おやつ番長

2020/05/28 ひとつの課題/おやつ番長

今日は会議日。明日も登校日ではあるのだけれど、来週から生徒の登校が増えて、徐々に学校を動かしてゆくための打ち合わせなど諸々が進む。

職員室とはまた別に、我々の職場は各フロアに担当学年の教員が仕事をする、病院の「ナースステーション」のようなものがある。そのものずばり「ティーチャーステーション(TS)」という。わたしは日頃の仕事はそのTSで行うが、フリーアドレス制を敷いている職場なので、他の場所で仕

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2020/05/26 在宅勤務(おそらく)最終日

2020/05/26 在宅勤務(おそらく)最終日

緊急事態宣言の解除を受けて、学校は再開に向けて動き始めている。
今週一杯は生徒の在宅学習(オンライン授業)を続け、来週からは分散登校の回数を増やすことになっている。大阪府の指針に合わせて、15日からは全面再開の予定。果たしてどうなるか。スムーズにいけばいいと願う。

生徒が登校して学校での授業を再開するにしても、具体的にどのように進めるか、学校でできるかぎり「三密」を避けた形で生活するにはどう促す

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2020/05/23 ジェネレーター/教員の意味

2020/05/23 ジェネレーター/教員の意味

教員のありかたについては、以前からずっと話題になっていることだけれど、今回の長い休校期間(生徒の在宅学習期間)によって学校のありかたそのものについても考えるべき課題が出てきたことで、余計に強く突きつけられることになったように感じている。

4月半ばから動画配信で授業をしている。最初はkeynoteを使ったスライドに書き込みをしながら音声をのせていた。でも、今回のイレギュラーな事態で始まった状況では

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2020/05/20 視点の転換/思いがけない展開

2020/05/20 視点の転換/思いがけない展開

仕事の話。
気心知れた先輩と話していたとき、はっとする言葉を彼は言った。それは「責任ある仕事を任されるのはしんどいけど、この職場で大事に思われているということなんやと思う」というものだ。

さすがに自分の仕事を日々「やらされる」ものだと考えてこなしているわけではないけれど、先輩のように捉えることもなかった。

非常勤講師だったときも含めて、ここ10年ほどはずっと高3の授業を担当してきた。中高それぞ

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2020/05/19 いつかの今頃/タイムスリップ

2020/05/19 いつかの今頃/タイムスリップ

友人から届く葉書はバリエーション豊かだ。今日届いた葉書は、去年彼女が撮った躑躅の写真だった。同じものを見ていても、撮影する人によってどう切り取るかが変わってくるから、写真はおもしろい。それが身近な人であるならなおのこと。

今日はずっと家にいて、空の写真くらいしか撮っていないので、昔撮った写真を振り返ってみた。5月は毎年新緑が多い。躑躅も確かに撮っている。珍しいものでいくと、前任校で担当していた茶

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2020/05/18 やっと会えた/当たり前にあらず

2020/05/18 やっと会えた/当たり前にあらず

ようやく自分の学年の生徒たちが登校した。土曜の新入生登校日と同じで、教室を広く使い(ひとクラスあたり2教室)できる限りの対策をして迎える。

学年の教員の一人は「楽しみすぎて寝られなかった」と言って出勤した。他の担任もそれぞれに準備をしていて、自分のクラスの生徒を迎えられることを喜んでいるのがよく分かった。その様子を見るだけでも、うちの学年の教員はしっかりしているなと感心する。わたしが20代半ばで

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2020/05/12 ばらの花その後

2020/05/12 ばらの花その後

家の近くにはいくつかのポストがあるので、葉書を投函するのはそのときの都合や気分で変わる。
今日はいつもの公園の近くのポストに投函した。

ここの近くで少し前にきれいなバラを見た。
あのバラはどうなっているだろうかと目を向けると、前回は目を引く鮮やかな明るい赤だったのが、今日見ると淡い桃色に変わっていた。一輪だけ咲いていた赤いバラはその色に見とれた。今日見ると、いくつも花をつけている。写真を見返すと

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2020/05/10 言葉を失わぬように/近況など

2020/05/10 言葉を失わぬように/近況など

毎日何かしらの文章を書こうと続けていたこのnote、3月末から全く書けずにいました。明るくありたいとこの春は強く思い、そうあろうと意識的に過ごしてきて、友人には「とにかく明るいクボタでいるよ」なんて話をするほどでした。それはそれでよかったのだけれど、それで精一杯だったようで、文章を書くエネルギーは残らなかったのではないかと、今は考えています。

4月は年度が改まるときで、学校は例年通りでも慌ただし

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