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2020/05/10 言葉を失わぬように/近況など

毎日何かしらの文章を書こうと続けていたこのnote、3月末から全く書けずにいました。明るくありたいとこの春は強く思い、そうあろうと意識的に過ごしてきて、友人には「とにかく明るいクボタでいるよ」なんて話をするほどでした。それはそれでよかったのだけれど、それで精一杯だったようで、文章を書くエネルギーは残らなかったのではないかと、今は考えています。

4月は年度が改まるときで、学校は例年通りでも慌ただしい時期ではあるのだけれど、今年度は3月から続く休校の影響で思いも寄らない局面を迎えていました。生徒を迎えることのできない学校の虚しさといったら!この建物で過ごす主役は生徒なのだと痛感したものです。

3月の初めに今年度の人事配当が発表され、わたしは中学3年の学年主任を務めることになりました。非常勤講師をしていた時期も含めれば、教員としての年数はそれなりに長くなっているものの、担任は直近の4年(中学1~3年持ち上がり・高校3年)しか経験していません。だから、学年主任なんて、自分には無縁というか、考えたことすらない職掌でした。柄ではない。それでも年度が改まれば、務めを果たすしかありません。
幸いなことは、学年団に恵まれていること。同じ学年団の人たちは若い人ばかりだけれど、生徒のために本当によく働くよい人たちなので、彼らのおかげでイレギュラー続きの日々の業務をなんとかこなせています。
主任1年生としては、前線で疾走する彼らの安心と安全、明るい気持ちで仕事ができる環境を守ることが第一の責務だと考えています。(そう考えるヒントは、前任校での学年で3年一緒に働いた主任の仕事ぶりにありました。色々あった3年だったけれど、学ぶことが本当に多かったと改めて思います。連休中、そのことを振り返って、彼にお礼を伝えました。)

4月中旬から始まったオンライン授業は、依然として試行錯誤の連続で、どのように行うことが生徒のためになるのか、迷いながら進めています。
仕事をしだすと、在宅勤務のときは昼食をとりそびれることが多く、規則正しく仕事をしている人たちは凄いなあと感心したりもします。

その日の仕事で一日を終えると、自分からさらに何かをアウトプットする気力がないと感じるようになっていました。このままでいては自分の中から言葉がどんどん失われていくのではないかと不安が過ります。実際、かなり運動不足の状態になっていて体力も減退している実感もあります。これからはこの2点を意識的に改善するつもりです。

とはいえ、それでもここしばらくの「書くこと」の支えになっていたのは、今年から始めた5年日記と、ほぼ毎日送り続けた友人宛の葉書です。この二つのおかげで、「書くこと」から完全に離れてしまわずにいられました。

体力は走るなり筋トレをするなりして回復しよう。
失いそうになっていた言葉も、日々考え書くことでつなぎとめよう。
書くことがわたしの背骨を確かなものにしてくれるのだから。

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《2020/05/10 補記》
空白の春も、日記を基に少しずつ記事を補ってみようと思っています。時系列が乱れて話が増えるのもそれはそれでおもしろいかもしれない。

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