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日本マーケティング協会主催セミナーの思い出

昨日に続き、自分がマーケティング
の基礎を鍛えた頃の昔話を。

①恩師の存在
②日本マーケティング協会の講座
③コトラー『マーケティング入門』

以上3つのうち、今日は②について。

サントリーと言えば、日本企業の中で
も屈指のマーケティングカンパニーと
言って差し支えないだろう。

そのサントリーが中心となって
設立され、日本の名だたる大企業が
現在も多く名前を連ねる
「日本マーケティング協会」
という公益社団法人がある。

今でも、若手マーケターの育成を担い、
様々な講座を実施しているようだ。
そのマーケティング協会が主催する
ベーシックコースという研修講座に、
幸いにも会社のお金で半年近くかけて
通わせていただき、基礎理論を学ぶ
機会をいただいたのである。

明日触れることになる予定つもりの、
「マーケティングの神様」
フィリップ・コトラー教授という
大家がいらっしゃる。
そのコトラー教授の基本書を始め、
著書の多くで日本語版監訳者をお務め
になっている早稲田大学の恩蔵直人
教授がファシリテーターをして
くださるなど、講師陣がかなり
豪華な顔ぶれであった。

講師の話を聞く機会も勿論貴重で、
その中身も面白かったはずだが、
社外の若手マーケターとの切磋琢磨が
出来たことが、何より良い経験として
記憶に残っている。
日本を代表する大企業において、
マーケティング部門に所属している
将来を嘱望されているであろう優秀な
ビジネスパーソンが多数参加していた
ので、刺激的でないはずがない。
先に挙げたサントリーをはじめとする
飲料や食品メーカー、電通や博報堂
などの広告代理店、花王やライオン
といった日用雑貨メーカーなどからの
参加者が多かった。

後半にかけて、数人毎に班を編成し、
最終回にプレゼンをして競い合う、
という趣向の企画もあって、結構
燃えたものだ。
こういう類の研修だと、日本人は
「お見合い」状態というか、
「貝になる」というか、
みんな黙ってしまうことが多い。
そんなときには、いたたまれなくなって
つい仕切り始めてしまう性分。
班の中でリーダー的な役割を買って
出て、段取りを整えたり、議論を
整理したり、、、
プレゼンの流れと分かりやすさを
かなり意識して、最終的にかなり
完成度の高いものへと共同で仕上げる
ことができた。
結果として、参加者投票では首位を
勝ち取ったものの、恩蔵教授をはじめ
とする講師陣には表面的なお化粧は
良いが中身の深掘りが足りないという
趣旨の皮肉なコメントを頂戴し、
総合で惜しくも次点だった悔しさ、
ほろ苦さも、今となっては懐かしき
良き思い出となっている。

また、最後の方で、講義の定着力を試す
テストも行われた。
そのときに、満点は取れなかった
ものの、3位くらいに入って名前が
読み上げられたときは、
「意外とみんな話を聞いてないんだな」
という感想を抱いた記憶がある。
この講座で、社外のマーケターたちと
リアルに接してみて、
「自分はマーケティングで食べていける
 のではないか」
という確かな自信が生まれたことは
大変ありがたかった。


ということで、毎度のご案内で
恐縮だが、4月14日開始の勉強会の
お知らせがこちら。
マーケティング協会の講座は、
期間は半年、30万円ほどかかる。
私の主催する方は、わずか10分の1!
もちろん、拘束時間も違うし、
受け取る情報量も違う。
講師の方々もビッグネームの方々だ。
しかし、中身の分かりやすさや、
クオリティに関しては、こちらも
妥協はない。

20年以上マーケターをやってきた
中で体得したマーケティングの
エッセンスを凝縮してお伝えする
ので、正直、格安だと思っている。
なので、価格がネックと感じられた
方は、参加をご遠慮いただく方が
良いかもしれない。

興味を持たれたら、是非、下記の
リンク先記事にアクセスいただき、
参加をご検討いただければ
幸いである。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。