積み上げられた美徳

春から東京に出てきた新卒女。一生懸命生きてます。頭がやばいのでですますである混ざりがち…

積み上げられた美徳

春から東京に出てきた新卒女。一生懸命生きてます。頭がやばいのでですますである混ざりがち😇日記/三題噺/いずれ小説…

最近の記事

三題噺⑭

練習をしてみる。多分やり方間違ってるよって話もある。つづけることが多分大事なので,やってみる。 ※ ライトレというアプリを使ってお題を決めています。 お題:歌姫 街 液 タイトル:人樹 男は歓楽街に向かう浮かれ切った男女にもまれながら大通り沿いをふらふらと歩く。 ひしめき合って騒ぐ人間たちが道を曲がって、センスのない派手なアーチをくぐるのをぼんやり眺めながら男は真っすぐ歩き続けた。 ふらふらと歩き続けた挙句、男は広くも狭くもない道に曲がって入っていった。 その道

    • 三題噺⑬

      練習をしてみる。多分やり方間違ってるよって話もある。つづけることが多分大事なので,やってみる。 ※ ライトレというアプリを使ってお題を決めています。 お題:西 料理 踊り狂う テーブルの上に並ぶ花々は白いクロスの上で自分の色を主張している。その脇で色とりどりのドレスを着た人間たちが談笑している。 僕が働くこの町はずれの教会様の建物では,一風変わったパーティを開催している。正確に言うとこのもともと協会だった建物の持ち主が,変わったパーティを開きたい主催者にこの場所を貸し

      • 三題噺⑫

        練習をしてみる。多分やり方間違ってるよって話もある。つづけることが多分大事なので,やってみる。 ※ ライトレというアプリを使ってお題を決めています。 お題:ルール 不完全 もふもふ 僕の家には3つのルールがあった。 1つ目は日曜日の夜は必ず家族みんなでそろってご飯を食べること。 2つ目は必ず1日に3回挨拶をすること。 3つ目は夜寝る時には必ずぬいぐるみを抱いて眠ること。 ルールとは言うものの,日曜日に塾がある時はそろって食べなくても怒られなかったし,挨拶は「いた

        • 三題噺⑪

          練習をしてみる。多分やり方間違ってるよって話もある。つづけることが多分大事なので,やってみる。 ※ ライトレというアプリを使ってお題を決めています。 お題:強い 拘束 真夜中 真夜中の僕はいつも少しだけ,昼間の僕よりも正直だ。 言ってはいけない事も言ってしまうし,諦めていた告白も簡単にやってのける。心を込めて育てている花を全部むしって風呂に浮かべたり,窓を全開にして大声で叫んだりする。 正直すぎる僕は午前3時15分に40分だけ出てきて,午前3時55分ぴったりに消えて

          三題噺⑩

          練習をしてみる。多分やり方間違ってるよって話もある。つづけることが多分大事なので,やってみる。 ※ ライトレというアプリを使ってお題を決めています。 お題:ドーピング 顔 呪い 呪いが始まったのは2か月前。3週間前から学校にも行けなくなった。 この呪いをかけた人間を私がいじめ始めたのは半年前。靴隠しに教科書破り,陰口,仲間外れ,ありそうなところは全部やった。 我ながらよくあんなに酷いことをやったものだと思う。反省しているし,もうやらないし,きちんと謝りたい。 でも

          睡眠ってとても大事

          今日(もう昨日)は公認心理士試験で,私の今後の人生設計に関わる結構大事な試験だったのですが,まぁなんとかやり切りまして,さっきまで頭痛で死んでおりました。 会社も今月は先月とOJTとして違う部署に移動した。しかし今回は自分で希望したところに行けて,しかも結構性格とも合って相性良いかも?という感じなので大変楽である。 嬉しい限り!このままうまい事やっていきたいし,なんならこの部署に配属されたい。 もう少し頑張って文章を書き連ねていきたいので,頑張って続けて行こう。自我を失

          睡眠ってとても大事

          三題噺⑨

          練習をしてみる。多分やり方間違ってるよって話もある。つづけることが多分大事なので,やってみる。 ※ ライトレというアプリを使ってお題を決めています。 お題:願い 草 台所, 水の中で手のひらを躍らせ,速やかに濁りをうみだす。 これは準備運動。お米が粒だって炊けるための。 まな板に刃先を落とすようにして,葉野菜を刻む。 これはおまじない。お味噌汁が美味しくなるための。 アルミホイルの地図を広げ,シャケ大陸をのせる。 今日と言う一日が,健やかで温かい発見に満ちた,

          三題噺⑧

          練習をしてみる。多分やり方間違ってるよって話もある。つづけることが多分大事なので,やってみる。 ※ ライトレというアプリを使ってお題を決めています。 お題:期待 命 争い 自分の残りの命を妹に分けて,2人で同じ長さの時間を生きていければよかったんだ。でもこんなことになるなんて。 俺は土手の草原に寝転んで,川の向こうを見ていた。 数々の危険をかいくぐって俺が『なんでも願いをかなえてくれる』という魔術師の所にたどり着いたのが1か月前。そして魔術師が言う無理難題を叶えて,

          三題噺⑦

          公認心理師試験がようやく終わった(とはいえ控える臨床心理士試験 泣)ので,無価値で無意味な楽しい創作をば!! 余力が風呂に入る体力分残るまでやる。 練習をしてみる。多分やり方間違ってるよって話もある。つづけることが多分大事なので,やってみる。 ※ ライトレというアプリを使ってお題を決めています。 お題:聖杯 落語 カレー 「ズルル…あー美味かった。もう一杯といきたいところなんだが,あっちで一杯食ってきちまってね。口直しだよ,勘弁してくれや」 と落語家は慣れた調子で

          三題噺⑥

          練習をしてみる。多分やり方間違ってるよって話もある。つづけることが多分大事なので,やってみる。 ※ ライトレというアプリを使ってお題を決めています。 お題: 無職 姿なき 餌 何らかの仕事をしなければ,何らかの姿を持たねばならない。 お花屋さんになりたければ人の姿に,動物園で展示される動物になりたければ動物の姿にならなければならない。 太陽は光と言う姿を,風は空気という姿を持っている。 逆に言えば,姿を持っていれば何らかの仕事をしているともいえる。 そうなると私

          三題噺⑤

          練習をしてみる。多分やり方間違ってるよって話もある。つづけることが多分大事なので,やってみる。 ※ ライトレというアプリを使ってお題を決めています。 お題: 復讐 聖書 眠り姫 「ヒカリが,久しぶりにこっちくるって」 セイジは俺の顔を見るや否や言った。セイジとヒカリは遠縁の親戚同士だ。そして俺とヒカリとセイジは,3人でこの片田舎の町で幼稚園の頃からの幼馴染だった。 ヒカリは3年前に引っ越して以来,1年に2回ほど形式ばった手紙のやりとりをするくらいだった。俺の中でのヒ

          三題噺④

          練習をしてみる。多分やり方間違ってるよって話もある。つづけることが多分大事なので,やってみる。 ※ ライトレというアプリを使ってお題を決めています。 お題:死 黒 酒 酒の味は何時になっても好きになれない。 45歳にもなって酒が好きじゃないなんて,面倒ごとでしかない。 一度酒が飲めない事について,古くからの友人に相談したことがある。 友人は「酒が飲めない奴なんてそこら中にいる」と励まされたが,「飲めないんじゃない,味が好きじゃないんだ」と言うが「俺も昔はビールが嫌

          三題噺③

          練習をしてみる。多分やり方間違ってるよって話もある。つづけることが多分大事なので,やってみる。 ※ ライトレというアプリを使ってお題を決めています。 お題:意識不明 将棋 吸血鬼 危篤だというお爺ちゃんの病室に駆け付けると,既におじいちゃんは管だらけになっていた。 青白い顔をしたお爺ちゃんを覗き込むと,お爺ちゃんはまだかすかに息をしていることが分かった。あと20分もすれば母さんも駆けつけるだろう。 爺ちゃんは平屋の縁側で,将棋盤にうつぶせて倒れているところを発見され

          三題噺②

          練習をしてみる。多分やり方間違ってるよって話もある。つづけることが多分大事なので,やってみる。 ※ ライトレというアプリを使ってお題を決めています。 お題:タレント ハーレム 単位 高校生の時,周りにいる異性の数をタレントで比喩する遊びが一瞬流行った。 ”周りにいる”というのは,異性の友達でもいいし,異性の多い部活にいるならその部活のメンバーをカウントしてもいい。モテないやつはふざけてクラスメイトをカウントして流行りのイケメン俳優を自称していた。 モテる奴を冷やかす

          三題噺①

          練習をしてみる。多分やり方間違ってるよって話もある。つづけることが多分大事なので,やってみる。 ※ ライトレというアプリを使ってお題を決めています。 お題: 沈黙の 大雨 両親 窓もドアも閉め切った僕の部屋は,とても静かだった。窓を開ければ鈴虫がうるさいだろう。しかし,雨戸まで閉め切っている僕の部屋は沈黙のまま,永遠にこのままなのではないかと思うほどだった。 僕はその時が留まったような部屋のベッドに横たわり,天井を見つめていた。 その時だった。天井から大きな女の顔が

          日々の流れの中で毎日同じことを続けるという事

          しばらく文章を書いていなかった。 彼氏と三大話をやったりして遊んだりはしていたが,全くだった。 というのも,例のごとくOJTがあり(しかし今回は自分が希望した部署に移動したため随分気楽),忙しくまた先月負った疲労によってずっと眠かった。 やることが多い中で,英語と心理の勉強は続けていたが,とはいえ文章の方まで手が回らなかった。 彼氏が毎日続けることについて,「それをやることのハードルが低いと,続くのではないか」「脳死でできることこそが,本当に集中して心からやれることだ

          日々の流れの中で毎日同じことを続けるという事