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加速する少子化

 2022年の日本人の出生数が、77万人前後の見通しであるというニュースを聞いた。
 2016年以降、年率3.5%の減少で推移してきたが、今年は5.1%の減少だという。
 結婚するカップルの数が、急減したことが主な要因だと考えられている。

 実はコロナが流行り出した頃から、出生数がどう変化するのかということに関心をもっていた。
 いわゆる三密を避けなければならないのならば、親密なカップルといえども「密」は避けねばならない。キスを含めて、夜の営みとて例外ではない。

 世の中には、何でもリモートにすればよいという風潮がある。
 恋愛もリモートで事足りるとでもいうのだろうか?


 私の住む地域では、工場に勤務する人も多い。デリバリーのような仕事をしている人もいる。簡単にリモートなんて言ってくれるな!、という気持ち。そのうち、リモートでも子どもが作れる社会が到来するかもしれないが、それが良い社会だとも思わない。

 リモートによる人間関係とは、身体性を失った言葉の応酬の関係に過ぎないのではないだろうか?


 ・・・と、いろいろ言いたいことはあるが、この辺で止めておく。誰かと議論したいわけでもないので。


 少子化が予想をこえるスピードで進んでいることは、とくに驚いたわけではなく、やっぱりそうだろうなぁという感想をもっただけだった。家の中でもルールを守る国民性なのかなぁ。もちろん、経済的な要因が大きいとは思うけど。


 ちょっと面白いな、と(不謹慎かもしれないが)思ったのは、人口統計をとりはじめた時期のこと。
 明治31年(1898年)に「戸籍法」が制定されて、その次の年(1899年)から、近代的な人口動態統計制度が確立したということ。



 ということは、それ以前は、ちゃんとした人口を政府は把握していなかったということだろうか?

 今の中学生の歴史の教科書では、「明治維新の三大改革」として、「地租改正」「学制」「徴兵制」を挙げている。
税制にせよ、教育にせよ、兵役にせよ、確かに人口を正確に把握していないと政策立案はしにくいだろうなと思う。

 考えてみれば(考えなくても)、どの時代でも、「税制」「教育」「国を守ること」が要。
 コロナになってから、第一次大戦の頃に流行したスペイン風邪のことが話題になることが多くなった。
 今多くの国は、ワールドカップの観客を見ていても、ほとんどマスクしていない。ポスト・コロナの時代になっているような気がする。
 歴史の専門家の中には、現在の日本の状況は、スペイン風邪が収束する間際の状況に酷似している、と指摘する人もいる。政府が感染症のガイドラインを決めても、なし崩しになるという。
 「なし崩し」というとイメージが悪いが、なし崩しでいいじゃん、とも思う。

 来年の今頃には、コロナが過去のことになっていればいいな、と思う。それと同時に、学校ではならわなかった身近ななぜ?という疑問をもったら、歴史を散策して知恵を身に付けたいと思った。


 結局、私は真面目な記事を書こうとすると、とりとめのない独り言になるようだ。
 今後は、やっぱり「清純な記事」を書いていこうと思う。


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