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エッセイ | クロールのバタ足、効果なし。



 幼稚園の年長の頃から高校受験の前まで、私はスイミングスクールに通っていました。

 スイミングスクールでは、四種目とも泳ぐことはもちろんですが、日々の練習では、ビート板を使ってバタ足👣だけで泳いだり、プルブイやビート板を足に挟んで上半身だけで泳ぐ練習をしていました。

 私が選手だった頃は、バタ足をすればするほどタイムが良くなると考えられていました。今でもそう考える人も多いと思います。

 しかし、ある程度泳げるようになると、バタ足なしで腕の力だけで泳ぐときと、バタ足も使って泳ぐ時では、記録は大きくは変わらないということは、みんな知っていたはずなのですが。。。

 近年の研究成果では、バタ足が多いと、かえって「水の抵抗」が大きくなるということが分かってきました。

 もちろん、全くバタ足をしないよりも、バタ足をしたほうが早く泳げるのですが、激しくキックすればするほど良いわけではありません。 


 上の記事(↑)によれば、100mクロールの記録が90秒くらいのときはバタ足を増やしたほうがいいが、それより早く泳ぐ場合にはバタ足の回数を増やしてもあまり意味はないらしいです。 


 スポーツの常識というか思い込みというものは、私が小さかった頃とは変わりつつあります。

 私が中学生だった頃は、走ったり、泳いだりする練習中には、水分をとらないことを良しとする風潮がありました。

 科学的な実証実験やAIによる分析で、これからも常識が覆されることがあるでしょう。
 あとの世代のほうが、新しい知見の上に立てるぶん、旧世代より有利だな、と思いました。


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