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今日の短歌

ふと見れば桜の衣脱ぎ替えて
木々も一重に緑なりけり

青き空白く輝き雲流れ
とどまる木々をそっと残して

ゆく川の流れは青く絶えずして
空をうつして時を刻まむ

世の中に絶えて青空なかりせば
初夏のこころはのどけからまし

照らされた木の葉のいろを見やるとき
生きとし生けるものの煌めき

蒼穹を仰ぎ見たのち見下ろせば
虚空のはたらき写像の如く

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