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【海外在住】自分軸のこと

今日は自分軸について、

私自身のオーストラリアでの今の生活を通して気づいたことを

書きたいと思います。

この生活の始まり

ここでの生活はもうすぐ2年がたちます。

この生活が始まったきっかけは、

夫が現在勤務しているワイナリーのマネージャーとして

働くチャンスを得たことでした。

そこで、私も週3−4日ほど働いています。

夫はワイナリーで働くことが一つの目標でしたので、

夫の夢を応援したい気持ちと、

自分自身も、英語力を向上させて

将来につながる経験をしたいという思いで、

思い切って、この生活を踏み出しました。

私の住むエリアは、シティより少し離れた郊外です。

大自然に囲まれ、時間がゆっくり流れていて、

東京の人混みに疲れていた私にとっては

最高の環境でした。

仕事は全て英語で、わからないことだらけでしたが、

夫、同僚に助けられながら、とにかく聞いて、話して、

一生懸命、英語と向き合い、

今はすごく上達したなと感じるようになりました。

穏やかで楽しい生活。でも...

このように、

仕事は大変ですが、生活自体はとても穏やかで、

東京で感じていたストレスは全く感じずに生活できています。

ただ、一方で、

いつの日からか感じていた違和感がありました。

今ある環境は、夫が整えてくれたもの。

私の居場所を用意して、迎えてくれたことには

すごく感謝しています。

でも、私はこのまま、夫がしてくれることに甘えて、

流れるように生活していっていいのか、と考えるようになります。

きっと何も考えず、変化せずに、ずっと同じこと、同じ生活を

ビザが切れるまですることもできるでしょう。

しかし、そういった、ただ流れていく生活が

私にとって、とても苦しいものになっていきました。

私には軸がない

そう思いました。

考え続ける日々

私にできること、

私が好きなこと、やりたいこと

を日々考えるようになります。

日本にいた頃は、考えもしなかったことです。

日本では、平日は会社で働いて、

休日は疲れすぎた心身を休める時間でした。

それが普通で、毎日生きるのに必死でした。

個について、私自身について、じっくり考えたことがなかったし、

そんな余裕もなかったです。

ただ、今の環境では、個を確立しないと

透明人間のように扱われてしまう。

英語力や内向的性格なこともあって、自分の意見が言えず、

独立した個として扱われない。

それが苦しく感じました。

なんとか打開したいと思いつつ、

なかなか抜け出せない日々が1年近く続きました。

そこで見つけたもの

もがき続けて、見つけた小さな光。

それが彫金、ジュエリーメイキングでした。

一人静かに手を動かして、物を作ることが

とても心地よく、心穏やかでいられる時間。

工程が多い分、時間がかかる分、

できあがったときの達成感は大きな喜びになります。

なんて素敵な世界なのだろうと、

キラキラと輝いてみえます。

そして、イタリアンジュエリーを見た瞬間、

これだ!私がやりたいこと!

と、ときめいたのでした。

こんなにも心を動かされることは滅多にありません。

だからこそ、この直感を大事にしたい。

この出来事があってから、

私の気持ちはとても明るくなっていきました。

ただ流れるだけの生活はおもしろくない、

自分から探しにいき、つかまえにいくことが大事だと気づきました。

とにかく動いてみる。やってみる。

そうすると見えてくるものがあります。

また、スタートラインにたったばかりだけれど、

夢があるから、今の私は昔の私より、着実に前進できると

信じて、日々頑張っています!

自己のアイデンティティについて悩んでいる方に、

届けばいいなって思います。



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