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君の為に嘘をつく(140字の小説)+追伸
君の気持ちは解ってはいるけど、
応える事が出来ないよ。
君は知らないね。
知らない方がいいよ。
秘密は誰にでもあるよ。
過ちなんて、誰でも有るよ。
君の事を父に伝えた時に、知ったんだ。
誰も知らない父の過去。
悲しい現実。
君とは恋人にはなれないよ!
悲しいけれど、涙も出ないよ!
僕に妹が居たなんて!
追伸
ソーさんのリクエストにお応えします。
前著の「夢でも会いたい」の続編です。
夢でも会いたい人➕君の為に嘘をつく
第一話 「夢でも会いたい人」
夢見たがりの私。
いつもいつも貴方に恋してる。
その時、私はヒロイン。
夢の中だけのヒロイン。
貴方、捕まえに来てよ。
私は此処に居るよ。
私は待っているよ。
だけど、あの悲しい言葉を思い出すたび
心に冷たい風が吹き抜ける。
もう、貴方は遠い人。
もう、返らぬ遠い人。
見知らぬ人と遠くで暮らす、憎い人。
第二話 「君の為に嘘をつく」
君の気持ちは解っては
【短編小説】ウソつき#やさしさを感じた言葉
(読了目安15分/約11,500字+α)
嫌いだった。
物心ついてから今も、この先も、橋本諒真が大嫌い。
昔は、近くの公園で砂遊びや滑り台で遊んだ。でも、せっかく作った砂のお山に上から水をかけて壊された。滑り台を滑るのが怖くてなかなか降りられないでいると、不意に後ろから押された。お誕生日に買ってもらった髪留めも勝手に盗って返してくれなかった。諒真はいつもわたしに意地悪ばかりした。
【創作】君のために嘘をつく
僕たちは、いわゆる幼なじみ。母親同士がプレママ教室で知り合って仲良しになり、出産後は親子絡みで交流を続けている、そんな感じだ。家も近所なので、幼稚園から小・中までずっと一緒。高校も同じ所に… と思っていたし、あいつも同じように考えていることを知っているけれど、最近少し考えが変わってきた。
僕はあいつのこと大好きで、あいつの笑顔を守るためならなんだってできる覚悟がある。僕が空手とか習っているのは、