人生を開くための「10の徳」

おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。

本日は、易経をもとに、人生を開くための「10の徳」について
記事を書いています。

中国発祥4000年の歴史があり、
有名な歴史人物である孔子も重んじていたとのこと。

ぜひご興味のある方は、インターネットや本にて学んでみてください。
人生における課題や直面している問題の解決のきっかけとなるかも。

さて、本題に入ってまいります。

「10の徳」

①陽転思考の徳

すべての物事は変化していきます。
陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる。

つまり、どれだけ困窮していたとしても、その中に
「陽の力」が潜在しているということ。

あらゆる出来事をあるがままに受け入れて、感動と感謝の心を持ち、
明るく生きていくことが、陽転思考の徳であります。

②多聞多見の徳

どんな天才でも、一人では何もできません。
人の意見や考えに、静かに耳を傾けることが肝要である。

人には、あらゆる物事に対して、盲点が潜在しているもの。
盲点を見るためには、人に聞くしかありません。

「智慧ある人の言葉をよく聞きなさい。」
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。」

という言葉を意識することを、多聞多見の徳といいます。

③志の徳

「志あるもの遂になる」という言葉があります。
これは、思いがあれば道は開くという意味です。

未来がどうなるのかを思案するよりも、

・あなたはどうするのか
・あなたはどうしたいのか

ということが重要なのです。

どうなろうともやりたい、という強い思いこそが、
どのような結果になろうとも、大きな気づきや成長へと繋がるのです。

④知足の徳

人間の失敗の多くは、欲望の暴走が原因です。

もしも、今あることに満足することができていれば、
多くの失敗は防ぐことができるでしょう。

「欲望は海の水に似て、飲めば飲むほど、持てば持つほど、喉が渇く」
という言葉のように、欲望には際限がないのです。

調子がいい時に調子に乗りすぎないように注意する。
行き過ぎは失敗のもとであり、禍根を残すこととなる。

足るを知る、を心がけることによって心の平安を得られるのです。

⑤謙虚の徳

自分の力を誇らないようにしましょう。

・運が良かった
・周囲の人のおかげ
・少し間違えていれば、失敗していただろう
・浮かれることなく、着実に進める

このように慢心の制御を心がけることが肝要です。

自分の力を信じることは素晴らしく、大事なことでもあります。
しかし、それも度が過ぎると転落へと繋がるために謙虚が大事なのです。

「驕れるものは久しからず」

運気を持続させるために、謙虚の徳を心がけましょう。

⑥幸運の徳

自分自身に対して、運がいいと確信している人は、
いい人生を送ることができるのです。

運の良し悪しは、一概には言えませんが、
出来事のとらえ方の習性によって、変わってきます。

つまり、「心の置き所」しだいで、運のいい人にもなれるし、
運の悪い人にもなれるのです。

その選択権はあなたが常に握っています。
この記事に出会えたあなたは運がいいと捉えてみてはいかがでしょうか。

⑦歓喜の徳

脳の年齢とは、

・喜べる意識
・感動力

で決まってくるのではないかという説があります。

一つ一つの出来事に対して、喜びの心で味わうこと、
辛さもしっかりと味わうことで、人生の妙味が見えてくる。

感じる力を大事にしながら、人生を味わいながら、
感動の日々を生きていきたいものですね。

⑧三省の徳

「論語」にあります、
我、日に三度我が身を省みる
という言葉によるものです。

三度という表現には、幾度もという意味があります。
何度も反省することの大切さを説いているのです。

ここで注意しておきたいのが、
反省は未来に活かすためのものであり、後悔はしてはいけないこと。

後悔は過去にフォーカスしていて、どうしようもないから、
後悔するだけ無駄だといえます。

真の反省により、前を向き、心軽く生きていきましょう。

⑨有縁の徳

出会いというのは、実に奥が深く、不思議なもの。
出会いが偶然か必然かは不明ですが、出会いによる良し悪しによって、
人生が左右されることはあることと思います。

人だけに限らず、仕事・趣味・モノ、、、様々な出会いに対して、
深い感謝の心で向き合っていくことにより、人生は豊かになる。

悲惨な出来事にあっても、自分なりの縁を感じながら生き抜くことで、
運命の大河となり、豊かな人生へと繋がるでしょう。

無限の連鎖こそが人生であり、その主役はあなたなのです。

⑩倫理の徳

心を透明にすることで、人生に大きな福を引き寄せます。
心のわだかまりは、障害を引き寄せます。

自分の心の羅針盤を清浄にし、正しき道を生きるなら、
明るい道が開けてくることでしょう。

すべての感覚を研ぎ澄まし、感性を研ぎ澄まし、
心のサインにしたがって生きていきましょう。

いかがでしたでしょうか?
10の徳、すべてを実践することは難しくても、
1つや2つから心がけることは可能かと思います。

少しでも、徳の知識を生かし、日々を豊かに生きていただければ幸いです。

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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