アメリカは盗難が多いのか？

みなさん、こんにちは。

最近は文法知識関係より思い出話が多いですが、個人的にはこの方がいいと感じています。

文法はわかりやすい教材も多くありますし、堅苦しいお勉強をわざわざすることもないのかなと…

自分が英語力向上に貢献したと思うものはどんどんお伝えしたいのですが！(たとえそれが自己満足であろうとも)

さて、今日はアメリカの盗難の話。

アメリカは日本に比べれば治安が悪いと思います。

僕の先入観もあるとは思いますが、一歩自分の部屋から出たら、なんだかいつも精神が緊張していたように思います。

僕は最近はほとんどないのですが、昔は電車でうとうと寝るのが好きでした。

そういえば、各駅停車に揺られる感覚や音はいい具合にリラックス効果があるようで、YouTubeにもその環境音がたくさんアップロードされていますね。

僕もたまにBGMとして流しています。

なので、電車で居眠りをするのは気持ちのいいものです。

ですが、もちろんアメリカではそんなことはしてはいけません。

マンハッタンはもちろん車の数も多いですが、地下鉄やバスが結構いろいろなところに走っているので、そちらを使うことが多いです。

僕は日本にいるときも運転はしないペーパードライバーなのでもちろんアメリカでも運転はしなかったですし、車を保有する文化が僕たちの生活圏ではありませんでした。

なので週末にちょっと気分転換にミッドタウンやダウンタウンに地下鉄で行っていましたが、そもそもマンハッタンの地下鉄は汚くてとてものんびり居眠りしたいと思うような空間ではありません。

いつも思っていたのですが、アメリカはなんであんなにいろんなところを汚いまま放置しておくのでしょうか？…

それが普通で気にならないのかもしれません。

日本の電車でうとうとできるのは治安のよさもあると思いますが、そもそもの日本の清潔さも関係しているのだと思います。

アメリカの地下鉄で居眠りしてはいけない理由は単純で危ないからです。誰がどこで物を盗むかわかりません。

僕がアメリカの大学院に入学して最初のオリエンテーションのひとつは治安と安全確保に関するものでした。

アメリカの地下鉄では荷物を後ろにかつがないように。アメリカの地下鉄でスマホを極力使わないように。アメリカの地下鉄にイヤフォンをしながら乗らないように。

こんな指導を最初に受けました。

特に危ないのがドア付近！

ドアが閉まる瞬間に電車を降りながら物を盗っていく人がいるから特に気をつけるようにと注意を受けました。

そんな工夫する能力があるなら他に活かせそうなものですが、現にそういうことがあるのであればそれに対処するしかありませんね。

カフェでも日本でお馴染みの荷物を置いての場所取りは厳禁。

そんなことをしたらご丁寧に荷物をまとめてくれてありがとうと全部持っていかれる可能性があります。

困るのが、ひとりでカフェに行ってトイレに行きたいとき。

トイレに行くために荷物を置いておくわけにはいかず、かといって全部持っていくのも不便なので、僕は学外のカフェなどに長時間ひとりで滞在することはありませんでした。

一度、髪の毛を切りに行った帰りに、ちょっと気分転換にミッドタウンのカフェに行ったとき、となりの女性が話しかけてきて、「お手洗いに行きたいから私のPCを見ていてくれない？」と言ってきたことがありました。

僕は「Sure」と答え、ちゃんと見ていてあげましたが、初対面の僕にそれを頼む意味はあったのでしょうか笑…

これはチャンスと僕がそのまま持って帰ることを彼女は考えなかったのかいまだに不思議です。

僕がそんなことをする勇気のある人間に見えていなかったのでしょうか…

そういえば、これは聞いた話で本当なのかわかりませんが、とある日本人がカフェの窓際の席で作業をしていたら、ほんの一瞬をついて作業中のPCを盗難されたことがあったそう…

相手は窓の外から手を伸ばしたわけで、そんなことをされたら店内のその人は追いかけようもないのは言うまでもありません。

荷物を置きっぱなしにしていたわけでなく、使用中のものを取られるとはさすがに考えなかったのではないかと思います。

恐るべしアメリカ…

僕は幸いアメリカ留学中に盗難にあったことは一度もありませんが、物をなくしたことが何回かあります。

2回同じ物をなくしたのですが、それは学校のロゴの入ったウォーターボトル。

僕はアメリカでお馴染みの学校のロゴが入ったTシャツやスウェットを着るのがものすごくダサいと感じるタイプで、実用的でなおかつ日本に帰ってからも記念に置いておけるものはないかと考えたときに、それを選びました。

ですが、2回もなくし日本に持って帰ってきたのは3つ目。

アメリカにいるときは常に自分の手元にスマホ・財布・PCがちゃんとあるかを確認しながら生活していたので、他のところの意識が薄れていたのでしょうか。

危ないからこそ、全てのものに気をつけなければいけないようにも思うのですが。

なにはともあれ盗難にあうことなく(僕は盗難に伴う心身のダメージの方が心配です。)最後まで留学生活を乗り切れたことはよかったとお思います。

そして、電車で居眠りできて、荷物で場所取りできる日本に感謝。

やっぱり僕の一番愛する国は日本だと実感します！