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プログラマーのテクニカルライター。連載していた雑誌が休刊になったので今は何も書いてない…

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プログラマーのテクニカルライター。連載していた雑誌が休刊になったので今は何も書いてない。十代の頃から作曲を始めて、素人だがDTMで曲を作っている。最近は YouTube で曲を公開するスキルを身に付けた。note は主に作曲に関する話題を投稿中。

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  • フィンローダの素人音楽作成記

    素人が Windows パソコンで Studio One Professional を使って四苦八苦しながら作曲します。素人ならではの変な技が出てくるかもしれません。

  • 今日の戯言

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対位法

先に宣言しておきますが、私は対位法というものを「対位法って何?」というレベルで全く知りません。先程 Wikipedia で確認したら と書いてありました。ふーん。というレベルです。 勉強したことがない 対位法はクラシックの技法で、音楽学校に行けばガチで勉強するらしいのですが、対位法も和声学も勉強したことがありません。独学ですら勉強していません。 楽譜は先日公開した「お祭りの日」の 0:43~あたりの一部です。Kontakt 7 というのは strings 音源、E.P

    • 「お祭りの日」のピアノ

      「お祭りの日」は最初から最後までピアノが参加する曲です。メロディとしては strings が主役っぽいですが、バックで頑張っているピアノについて解説します。 テーマ1 イントロはピアノとドラムスだけで始まりますが、ピアノの最初のメロディは後で何度も繰り返し出てきます。 作曲をしようと考えている人なら、このメロディは流石に「思いつけない」ことはないと思います。 リズムを無視すれば、AFGC・AFGC・AFGC(ミドレソ・ミドレソ・ミドレド)、これと同じメロディが使われて

      • お祭りの日 (sf-8)

        sf-8 という仮称で作成中に公開していた曲の完成版を公開しました。曲名はとりあえず「お祭りの日 (sf-8)」としました。 DAW は Studio One Professional 6.6.1 です。データは全てマウスによる打ち込みで、生楽器は使っていません。制作開始は5月1日なので、完成までにまる2か月かかっています。ただし、他の曲も並行して進めているので、実質的な作成期間はもっと短いです。 トラック一覧 作成中に紹介したトラックとあまり変わっていませんが、一覧に

        • 調整中

          今日は曲の細かい調整をしていました。 sf-8の strings まず sf-8 という名前で途中発表している曲ですが、ストリングスのメロディとバランスです。この曲の転調パートのストリングスは、これだというメロディがないので、バランスがとても難しいです。 多分今のままではどのメロディーも印象に残らないと思います。それはそれで構わないのですが。 sf-8 のストリングスは、トラック3が Session Strings2、トラック6が ORCHESTRAL の Violi

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        記事

          TASACBO解説

          昨日完成発表した曲「TASACBO」の解説です。作りながら解説しているので、解説というほどの内容はないかもしれませんが。 DAW は Studio One Professional 6.6.1 を使っています。今回はバンドル音源だけで作成しています。 トラック一覧 作成中にドラムスのトラックをトラック10に移動したので、いろいろズレていますが、順番以外はあまり変わっていないと思います。 トラック1 Presence / Organ Green Onions <C>

          TASACBO解説

          TASACBO

          po5g という仮称で作っていた曲の完成版を公開しました。曲名は TASACBO になりました。 Studio One Professional のバンドル音源 この曲は S1 Pro にバンドルされている音源とエフェクトだけを使っています。特にシンセ系に寄せているので、ベースもサンプリング音源ではなくシンセベースを使っています。 サードパーティー製のプラグインを読み込んでいないので、メモリの使用量が少ないです。 画像はこの曲を S1 で演奏している状態の Windo

          po5g v0.3

          完成直前バージョンということで公開しました。 この曲は、Studio One Professional の打ち込み練習用に作っているもので、主にシンセ系のサウンドを使う練習のつもりです。音源は全て S1 Pro のバンドル音源です。 どこが変わった? 一番大きい変化はベースの追加です。ベースには2つトラックを使っています。 トラック8 Mojito Bouwow このプリセットは sustain の比較的短い音で、ボンボンという音が出ます。 トラック9 Mai Ta

          Studio One のピアノロールに複数トラックを表示する

          Studio One で複数トラックを同時にピアノロールに出す話をいつか書いたような気がするのですが(どこだっけ?)、その後少し発見があったので書いておきます。 流石は素人というか、よく理解しないで DAW を使っているのがバレバレなのです。 イベントを選択する ピアノロールを表示した状態で、トラック一覧が表示されているコンソール側で、複数のイベントを選択してみます。 fig.1 は、マウスカーソルが出ていないので分かりにくいですが、マウスをドラッグして範囲を選択して

          Studio One のピアノロールに複数トラックを表示する

          VOCALOID6 Editor update

          VOCALOID6 Editor のアップデートの連絡があったので、実行してみました。アップデーターが公開されたのは6月13日なのですが、前回アップデートしたらいろいろおかしなトラブルに巻き込まれたので、とりあえず保留にしてあったのです。 雑な手順など ダウンロードすると、VOCALOID6_Update_6.4.0_Win.zip というファイルが作成されます。 このファイルを開くと、VOCALOID6_Editor_6.4.0.zip というファイルと、Voicew

          VOCALOID6 Editor update

          sf-8 v0.2

          v0.2 を公開したので紹介します。全体像が見えてきたので、かなり完成に近づいたような感じがします。 何が変わった? とりあえず、曲の最後まで埋めた状態です。約3分になったので、これ以上は追加しないつもりですが、Bパート【何処?】をもう一度入れた方がいいのかな、という迷いはあります。ただ、そうするとBパートの後のにAパートがもう一度入って4分程度になって、ちょっと飽きる感じになるかもという心配があります。 メロディのかなり細かい変更はたくさんあって、全然覚えていません。

          メロディーを発明するには

          作曲するときに、メロディーはどうやって思いつくのか、といわれても私の場合は勝手に出てくるのでよく分からないのですが、どのような原理によるのかは何となく分かっているので、その話を書きます。 重要なのは経験値 音楽や絵画のような芸術系なスキルはセンスが重要だといわれていますが、センスとは何かというと、経験値によって身に付くものです。生まれつき作曲できる人はいなくて、たくさん音楽を聴くことで脳内に今まで耳にしたメロディのデータベースが構築され、それが作曲スキルを左右する、と考え

          メロディーを発明するには

          po5g v0.2

          先日の記事「転調の仕方」で紹介した po5g はまだ作成中ですが、曲の最後まで一通りの小節を配置した状態になったので、現状で v0.2 を公開しました。 どこが変わったか 前回は AABA で終わっていましたが、今回は AABAABA の構成になって、後半が追加されています。これで構成としては変えないつもりですが、アウトロはもしかすると repeat して fade out になるかもしれません。あるいはリタルダンドにするかもしれません。 細かい修正点は作成者も覚えてい

          使える音

          コードの構成音以外の音を使ってもいいか Yahoo!知恵袋の「作詞、作曲」カテゴリでとてもよくある質問に、コードの構成音以外の音をメロディに使ってもいいのか、というものがあります。 例えばコードがCの時に、C、E、G以外の音をメロディに使ってもいいのか、という話です。小学生でも少し考えたらそんな質問をしないような気がするのですが、一体何を考えたらそのような発想が出てくるのが謎です。 例えば、まだ一度も曲を作ったことがないのかもしれません。そして、使っていい音というルール

          使える音

          Velocity

          DAW を使っていると Velocity (ベロシティ)という言葉が出てきます。 velocity は速さ、あるいは速度という意味です。物理でよく出てくる v です。音楽になぜ「速さ」の要素があるのでしょうか。 MIDI MIDI は楽器の演奏データの規格です。「Musical Instrument Digital Interface」の頭文字をとって MIDI と呼んでいます。 MIDI の規格書を読むと、ノート(音)のオン・オフの信号の中に、note number

          sf-8 v0.1

          先日書いた記事「繰り返す」に出てきた sf-8 という作成中の曲を公開しました。未完成のインスト曲です。細かい話は後日書きたいと思います。 作成中 DAW は Studio One Professional です。まだトラック毎に作成している段階なので、ミキシングは適当でイイカゲンです。特にストリングス系の音源のバランスが調整できていないので、かなり変です。最終的には音源ごとまるっと変えるかもしれません。 ただし、メロディとしては今あるパートはだいたい完成に近い状態で、

          音の途中から音を出す

          謎タイトルですみません。 複数トラックのピアノロール表示 Studio One には、ピアノロール上に複数のトラックを表示する機能があります。 普通はトラックを指定して F2 を押せば fig.1 のようにピアノロールの画面が表示されます。 これはトラック1の編集画面ですが、この状態で Ctrl を押しながらトラック4を押して複数のトラックを選択状態にするととこんな感じで両方同時に表示することができます。 もちろん編集もできます。ちょっと見にくいですが、赤丸を付けた

          音の途中から音を出す