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お祭りの日 (sf-8)

sf-8 という仮称で作成中に公開していた曲の完成版を公開しました。曲名はとりあえず「お祭りの日 (sf-8)」としました。

DAW は Studio One Professional 6.6.1 です。データは全てマウスによる打ち込みで、生楽器は使っていません。制作開始は5月1日なので、完成までにまる2か月かかっています。ただし、他の曲も並行して進めているので、実質的な作成期間はもっと短いです。

トラック一覧

作成中に紹介したトラックとあまり変わっていませんが、一覧にしておきます。

トラック1 KONTAKT7 THE GENTLEMAN R50 0db
KOMPLETE 14 STANDARD のピアノ音源です。音源側の effect は Concert Hall を指定しています。

トラック2 BATTERY / Session LE Kit <C> -2.9db
リズムパートは KOMPLETE14 STANDARD に入っている BATTERY を使っています。

トラック3 Session Strings 2 <C> 0db
KOMPLETE 14 STANDARD の strings 音源です。0db になっていますが、Velocity で音量調整しています。

トラック4 Mai Tai / Mai Rhodorgan L50 0db
Studio One バンドルされているバーチャルシンセサイザー Mai Tai を使っています。エレピと鉄琴の中間的な音です。

トラック5 Band / Bass / Upright Bass BAND <C> -1.3db
KOMPLETE14 Standard にバンドルされている Kontakt Factory Library 2 に入っている音源です。

トラック6 ORCHESTRAL / Strings / Violins R70 -2.5db
KOMPLETE14 Standard にバンドルされている Kontakt Factory Library 2 に入っている音源です。

トラック7 Session Strings 2 R44 0db
右側に配置した strings です。

トラック8、9 Mellotron Flute 
フルートっぽい音ですが、メロトロンです。automation を使って、途中から派手な reverb をかけています。

(fig.1) Mellotron の automation

effect はS1 Pro バンドルの Open Air で、automation は最初 bypass にしておいて、reverb を on にしたい所で bypass を off にしています。

メモリがキツい

DAW の環境は16GBメモリのpcなので、KOMPLETE のような音源を使うとちょっとメモリがキツいです。節約するため、ある程度完成したトラックは audio track に変換して instrument を削除しています。

プラグイン音源にもよりますが、このケチケチ対応により、1トラックあたり数百MBの節約になるようです。なお、audio track 変換は、CPU負荷も軽減できますから、とりあえず一石二鳥です。

調整

音量のバランスは結局よく分からなくなったので、杜撰なところもあると思います。最後、全体的に Velocity の調整を加えています。

ただし、ピアノは目立たない所は velocity の調整を行っていません。velocity=80%のべた打ちのままです。どうせよく聞こえないのでまあいいか、みたいな手抜きです。しかし、目立つ所は1音ずつ調整を入れました。

調整前と聴き比べてみた感じでは、調整してもあまり変わらないような気もするのですが…。

変更点

最終調整で、ピアノは細かいところの音が変わっています。例えばイントロ。

(fig.2) イントロのピアノ

赤で囲んだ上の方は、1/64 タイミングをずらしています。このようにずらした箇所は結構あります。下の方はベース音を追加していますが、かなり小さく設定しているので、注意していないと聞き逃すかもしれません。「おわかりいただけたでしょうか」のレベルです。

もう一か所分かりやすいのが、1:51 あたりに入っている32分音符のメロディです。

(fig.3) 1:51~

アクセントという感じで、装飾音的なメロディに変更しました。

低音はさりげなく追加しています。0:42~あたりから入ってきますが、fig.x は 0:59~の下降ベース音のところです。

(fig.4) ピアノの低音追加

ドラムスは最後の所(2:50~)を変更して、他のメロディとリズムを合わせて終了感を出しています。

(fig.5) drums の最後の小節

今回の曲は、リズムパートは控えめで、淡々と刻む作業に徹している感じになっています。派手な fill in などはありません。

余談

EQ等は使っていない

mixdown の前に、EQ、limiter、maximizer などを使って音圧調整する人が多いのだと思いますが、その種の調整はしていません。単にできないというか、下手だからです。

現状でだいたい思った通りに音が出ているから、という理由もあります。聞かせたいところは聞こえるように、よく聞こえなくていい所はよく聞こえないように音量を調整しています。

動画の画像は?

これは夜の空の画像です。真っ暗なのでよく分かりません。よく見ると何か写っているのかもしれません。

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