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妊娠した大学院生の就活_備忘録#2

鈍く朧げな不安はたくさんあるけど、じゃあ何が具体的に不安かというと不鮮明な状態でした。知らないことには始まらない、ただ不安を感じているだけじゃなくて一つ一つゆっくりその実像を掴んでいく作業が大事でした。

そこで、とにかくセンパイの経験談を直接聞いてみよう!と、女性の就活相談などで調べていく中で、ありがたいことに子育て真っ只中のワーママとお話する機会を得られました。センパイが実際に子育てが始まって困った経験、お話を聞く中で浮かんできた疑問や不安、それに対するアドアイスをまとめていきます。
今後子育てを将来的に希望する就活前の学生さんにも何かしらお役に立つのではないかと思っています。

Q.とにかく産後、育児の生活のイメージが全然ありません。働きながら子育てというのは具体的に何が大変ですか?


A.とにかく子どもの預け先の確保
子持ちで就活する際、面接で必ず確認される項目。

アドバイス
預け先の候補として、まずは【認可保育園】をいくつか見て回ること。
見学は保育園に直接問い合わせして可能。
申請は役所を通して行い、提出書類など締め切りがあるので『自治体 保活』でチェック
激戦区だと厳しい。
子どもを預けないと生活が厳しい人順に申請が通るので、ざっくりいうと

①シンママ・シンパパ家庭
②夫婦共働き
(通学もOK)
その中でも収入が低い順、両親(祖父母)親戚が遠方であるなど支援が不足している順など
③夫婦どちらかのみ働いている家庭(どちらかが専業主婦・専業主夫)

私は出産が大学院在学中の夏で、翌年4月受け入れの申請は10月頃から開始ということで産後の秋学期は休学予定であるものの、②に該当するかなと思っていました。
…が、申請時点では確かに学生だけど実際に働きだすのは4月(理想ですが)になるので③に該当してしまいます。
夫婦どちらかが働いていて片方は就活中(求職)だとしても、③に含まれるそうで。まあ現在私は専業主婦みたいな生活ではあるけれど(なんなら大学行った日は夫が家事(夕飯)してくれるので正直、専業主婦以下の仕事量だから保活優先度④でもおこがましい…)

あれ?就活の面接で預け先がないと雇われるのが難しいのに、保育園に入れるには仕事がないと難しいって、卵が先か鶏が先か的な(ちょっと違う?)このパラドックスは正直キツいです。
保活のニュースが話題になったときに聞いた話ではありましたが、社会は【就職→子育て】という人生の流れだけを想定してルールを設けているんだなぁと感じました。(それが王道ではあると理解してますが。)
仕事していない状態(なんなら学生の段階)で妊娠出産なんて、産んだ人は仕事しない前提に定義されちゃってる気がして結構怖かったです。いかにマジョリティー、王道から外れることが生き辛くなるか目の当たりにしました。

認可外保育園と企業主導型保育施設

では自分が保活弱々勢だと判明したということで、認可外に落ちることを想定して次に検討すべきは【認可外保育園】があります。

ただし必ず見学に行くことをセンパイから強くオススメされました。
見学では子どもの数に対する先生の数(特に0歳児クラス)、うつ伏せ寝をしている子がいないか等をチェック。なぜなら子どもが事故で亡くなる件数は認可よりも認可外が多いからとのこと。
そして見学以外に1番確実なのはママ友からの情報だそうで「○○保育園に入れようと思うんだけど…」と話を聞いてみるのが良いそうです。
あとはネットの口コミも見てみると良い。

ちなみに私は、特殊な環境なせいか/私に友達がいないせいか!ママ友なんて存在はいない!知り合いにママになった人もいないし、ママ友というカテゴリ以前にそもそも特段親しい交流も人脈もない。まあこんなこと初対面のセンパイに伝えるのは憚られるので「ママ友はどこでつくれますか?」と聞くとかなりご親切に詳しく教えてくださいました。(『友達 つくり方』で検索するところから始めるべきレベルの初歩質問にも優しく答えていただいて本当に感謝しています。)

Q. ママ友はどこでつくれる?

A. 自治体の支援センターに行くと良い。子育て中の人たちと交流できる。
そこで自分の子と同じ月齢の子がいる人と情報交換すると効率的

そして今アツい(?)のは【企業主導型保育施設】とのことで、
・企業が設置あるいは保育事業者に委託している
・認可外ではあるけど国が運営設備費を助成している
・国が補助金を出しているので認可外よりも料金が安いところが多い。(社員の負担を減らすために保育料を安く設定している)

ただし、【認可外】も【企業主導型保育施設】も申請は役所を通さず、自分で直接契約するシステムなので、料金前払いだったり認可と異なる点はいくつかあるのでこちらもよく調べることが必要とのこと。

あと最後は『電動のママチャリを買うのが良い』とアドバイスをもらいました。電動自転車で行ける範囲なら預け先の候補が格段に増えるから、とのことです。
自分の足で開拓していく、というパワーで押し切る系のアドバイスももらって、最後に頼れるのはやっぱ自分だよな~と思いました笑
私は0歳児を預けようと考えているので、そうなるとまだ椅子には座れないのでおんぶして激チャして道路爆走したあと仕事に行く感じになりそうです。修士の頃まで私は、都会でヒールをカツカツ響かせて長い髪靡かせて肩で風を切って働くんだ!と理想を膨らませてましたが、その働き方はできなさそうです。赤ちゃんと共にチャリで風を切り裂いて仕事場行きます。

次回▶面接のときのポイント

色々とお話きけたので前後編に分けて書きます。

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