イケてる40代のキャリアをつくろう
ペルソナの富田です。
梅のつぼみが膨らみ、徐々に春を感じる季節になってきました。「金曜どうでしょう」をご覧の皆様はいかがお過ごしでしょうか。
ペルソナも5期目を迎え、創業当時37歳だった私も41歳になりました。
たかが4年、されど4年。
「30代後半」と「40代前半」と聞くとガラッと印象が変わります。
特に転職市場においては。
私自身はありがたいことに結婚することができ、妻の実家である山梨への移住も検討しているため、生き方もキャリアもガラッと変わっていきそうです。地方に移住するということは仕事の性質も変わりますし、それにあたって年収も変わりますね。
東京の平均年収が455万円、山梨の平均年収が384万円と、およそ70万円のひらきがあります。(出典:パーソルキャリア)
企業ごとにみても山梨の企業で平均年収が1000万円を超える会社は2社ほどしかなく、都市部と地方の差を顕著に感じます。
※ちなみに東京は37社です。(出典:東洋経済)
もちろん、その分生活にかかるコストが低くなることや、お金では表せない素晴らしい人や環境があるので移住したいと考えています。
組織や採用・キャリアというテーマを扱ってきた身としては、山梨の企業が盛り上がって県全体の平均給与があがっていくような取り組みができたらな、と考えております。
40代から求人は減っていく
さて、本題に話を戻します。
※以前noteでも「40代女性、どう働くか、どう生きるか」や「働かないおじさん」とよばれないために」といった40歳以降のキャリアについて度々記事にしてきておりますので、ぜひご覧ください。
やはり求人数も年代に応じて減少していきます。
2018年と少し前のデータですが厚生労働省発表のデータによると、10月の月間有効求人数は
・25~34歳:87万件
・35~44歳:47万件
・45~55歳:27万件
と極端に減少していきます。
やはり企業側の目線に立つと、年齢が上がると年収もあがり、よくいえば経験豊富・悪くいえばうるさ型、若手のほうがマネジメントしやすいなーなんて思うのも分からなくもないです。
同じ業界でも異なる要件
一方で、総計でみれば上記の通りではあるのですが、実は企業ごとにみるとそうではありません。
例えば総合商社。
A社の採用ターゲットは28~34歳、B社は35~44歳 と、キャリア採用でターゲットにしている年齢層は大きく異なります。
A社は過去に30代後半が多く採用できたことと、30代後半はマネジメント職としての採用になるため、自社の室長~部長クラスと同等の経験を求めることから、ターゲット上限を30代前半までに留め、5年後にマネジメント職を担える人材を採用することを直近の目標としています。
平たく言うと、現在の室長~部長と同じパフォーマンスを入社直後から求めざるを得ず、室長~部長はこれまでに長きに渡って培った社内信用やカルチャーの理解もあってのパフォーマンスのため、ここを採用するのは酷であるという感じです。
B社も20代を採用してはいるのですが、こちらは第2新卒を含むポテンシャル層をターゲットとしています。キャリア採用のメインは30代後半から40代前半です。こちらは、業界ネットワークなど10数年培ってきた経験を自社で存分に発揮してほしい、という観点から前述の年齢がターゲットとなっています。
こちらはマネジメントの優先順位がやや低く、何よりも業界知見と深いネットワークを持っているかという点が重要です。20代でもそういった人材は居なくはないのだと思いますが、業界の歴史や業界大手のトップとリレーションを築くとなると一朝一夕では難しいと考え、業界経験最低10年といった募集が多いです。
このように、キャリア人材に何を求めるかによって募集要件も大きく変わってきます。
ほかの企業においても近年では専門性の高い職種は、よりターゲット年齢の上限があがってきているように見受けられます。とはいえ総数としてはどうしても少なくなってきてしまうため、焦った転職活動は控え、長期戦で臨むようにしましょう。
退職することを先に決めた、退職してしまった、となるとどうしても締切に追われて決めなくてはならないので、半年から1年くらい腰を据えて、よい企業に巡り会えるようにうまくエージェントなどを活用いただけたらと思います。
また、「他者(他社)から共感が得られる自分自身の強み」を明確にしておきましょう。人柄や思考、自身の持つ哲学といったものももちろん重要ですし、最終面接段階ではそういった要素が極めて重要になるのですが、書類選考段階では誰が見ても「おっ!?」っと目を引く強みを整理して文字にしておくと良いと思います。
例えば営業職であれば、担当業界、クライアント規模、クライアント課題、取り組み実績、誰にも真似できない工夫点といったものです。
転職活動期間・強みを重視していくと良い結果になるのではと思います。
転職だけではない、キャリアの選択肢
これは年齢に限らないのですが、キャリアの選択肢は「現職」「転職」「独立」「無職」の4つに分けられます。
(副業が広がり始めた昨今は「現職+独立」と「転職+独立」を含んでもいいかもしれませんね)
無職はさておき、転職と決め込んでそこだけをみるのではなく、現職に留まって新しい機会を探したり、はたまた独立を視野に入れて自身に必要な事柄を整理してみてもいいかもしれません。
転職エージェントは転職先企業から採用フィーを頂戴するので、商売が成り立たないことも場合によってはあり得ますが、「世界に最良の選択肢」をパーパスに掲げるペルソナとしては、しっかりとたくさんの選択肢を持って検討していただきたいと考えています。
「ちょっとまだ転職すると決めたわけではないんだけど」
「基本的には現職で頑張っていこうと思うんだけど」
という状況でももちろん構いません。
40代からの良きキャリアを一緒に考えてみませんか。
お気軽にお声がけください。
ではまた。
ペルソナ株式会社 富田
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#1 ペルソナ創業の思いとこれまで
#2 ペルソナの事業や制度について
#3 若手社員から見たペルソナ
#4 業界のプロから見たペルソナ
#5【前編】エージェントになった感想
#5【中編】ペルソナのカルチャーと人
#5【後編】女性社員からみたペルソナ
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