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障害のある方を理解するのにおすすめのドラマ・映画②

こんにちは!パーソルダイバース キャリアアドバイザーのいわつきです。

以前「障害のある方を理解するのにおすすめのドラマ・映画」として以下の記事を公開しました際、「他の作品も教えてほしい!」「他の障害がある方についての作品を知りたい」というお声をいただきました。

そのため、今回は障害のある方を理解するのにおすすめのドラマ・映画第2弾として、以下の作品をご紹介いたします!


➢うつ病の当事者が主人公『ツレがうつになりまして。』(ノンフィクション)

うつ病とは
精神障害の一種。ストレスやからだの病気、環境の変化など、さまざまな要因によって脳のエネルギーが欠乏した状態になり、機能障害が起きている状態のこと。抑うつ状態(憂うつな気分、落ち込み、悲しみなど)や意欲・興味の低下が一日中、長期にわたって続くといった症状がみられる。

https://persol-diverse.co.jp/lab/glossary/a/002/

「うつ」や「うつ病」という言葉は、よく聞くことがあるのではないでしょうか。
このうつ病の当事者の方とその配偶者の方の生活を表した映画で、
『ツレがうつになりまして。』という作品があります。

※以下ネタバレを含みます
本作品はノンフィクションで、宮崎あおい演じる漫画家の妻が主人公です。
堺雅人演じる真面目なサラリーマンであった夫が突如うつ病となり、仕事をすることができなくなってしまいます。
うつ病を発症した夫とそれを支える妻の生活が描かれますが、重苦しくなく、コミカルな内容となっており、非常に見やすい映画です。
一方、うつ病による苦しさ・葛藤など当事者の方の苦しみも表現されており、うつ病当事者の方の苦悩も理解することができるのではないかと思います。
※劇中ではうつ病の症状により仕事ができなくなってしまう姿が描かれますが、一口にうつ病と言っても症状やその程度は人により様々であり、うつ病の診断を受けている方でも就労されている方は多数いらっしゃいます。精神的な疾患を発症した場合でも、必要な治療を受け回復させていくことで就業することは可能です。

➢知的障害のある方が主人公『アイ・アム・サム』

知的障害とは
発達期(おおむね18歳まで)までに生じた知的機能の障害によって、日常生活で頭脳を使う活動に支障が生じており、特別な援助を必要とする状態のこと。成人後に事故やケガ、病気、認知症などによって知的機能が低下した場合は含まれない。

https://persol-diverse.co.jp/lab/glossary/ta/002/

知的障害がある方の特徴の一例として、以下のものが挙げられます(障害の程度や症状は個人により異なり様々です)。

  • 読み書きや計算など学習の習得が困難

  • 言葉の理解やコミュニケーションが苦手

  • 時間が経つと忘れてしまうことが多い

  • 予想外の出来事への臨機応変な対応が苦手

  • 同時に複数のことができない

  • 相手の意図・気持ちを考えて行動することが困難

  • 自分の気持ちをうまく表現できない など

このような知的障害のある方を主人公とした作品が、
アイ・アム・サム』 です。

※以下ネタバレを含みます
主人公サムは、大人ではありますが知能指数では7歳程となる知的障害があります。
サムには最愛の一人娘のルーシーがいます。ルーシーの母親はルーシーが生まれてすぐに姿を消してしまい、サムは同じ知的障害のある仲間の協力も得て男手ひとつでルーシーを大切に育ててきました。
しかし、ルーシーが7歳になり、知能が父親であるサムを超えはじめていきます。そしてついに福祉局から「サムにはルーシーを養育する力がない」と判断され、サムはルーシーの親権を取り上げられてしまいますが、サムと友人たちはルーシーの親権を取り戻そうと奮闘します。

(誇張された表現があるかと思いますが)知的障害のある方の苦悩が表現されており、また家族愛が描かれた素敵な作品です(個人的には、劇中ビートルズの曲が散りばめられていることがとても好きです)。

➢聴覚障害のある方が主人公『オレンジデイズ』

聴覚障害とは
聴覚機能のうち、音を脳に送るまでの部位に発生する障害で、音が聞こえない、または聞こえにくい状態が起こる。原因は先天的(聴覚組織の奇形や妊娠中のウイルス感染など)や後天的(突発性疾患、薬の副作用、頭部外傷、騒音、高齢化など)のものがあり、ろう(音声言語を習得する前に失聴)と難聴(聞こえ難さ残るものの、聴力が残っている)と2つの定義がある。

https://persol-diverse.co.jp/lab/glossary/ta/005/

上記に加え、手話を第一言語とする方を「ろう者」、そうではない方を「難聴者」と呼ぶこともあります。
一口に聴覚障害がある方と言っても、聞こえ方やコミュニケーションの取り方は様々です。

今回は中途失聴をした人についての作品として、
誰よりも大切にしていた「音」を失った音楽家とその周りの人の人生を描いた『オレンジデイズ』を紹介します。

※以下ネタバレを含みます
幼少期から音楽に力を注ぎ音楽の才能があった柴咲コウ演じる沙絵は、突然音が聞こえなくなり、自分の世界から「音」が消えてしまいます。
もう音楽はできないと諦め消極的になっていた沙絵に対して、妻夫木聡演じる主人公 櫂(かい)は、なんとか沙絵の力になれないかと奮闘します。
映像作品のため誇張された表現があるかと思いますが、中途で音が聞こえなくなってしまい、才能あふれた自分の強みを生かすことができなくなってしまった苦悩や絶望が描かれており、その苦しみが想像できるのではないかと思います。

➢まとめ

以上、"うつ病" "知的障害" "聴覚障害"に関連した作品のご紹介でした。
上記にも記載しましたが、映像作品のため誇張された表現もあるかもしれません。一方、映像で見ることでそれぞれの障害内容がどういったものであるかをイメージしやすくなるかと思います。
どれも素敵な内容ですので、作品としてとても面白いです。
ぜひ、一度ご覧いただければと思います。

誰しもが、いつどのような障害を抱えることになってもおかしくありません。様々な苦悩を抱えながら一生懸命生きている方々がいらっしゃるということが、少しでも世の中に伝わったらと思います。

たとえどのような状態になってもはたらくことができる、そんな社会の実現を目指して、日々仕事に邁進したいと思います。
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