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米がなかったのでうどんを打つことにした。

休日の15時過ぎごろだった。

そろそろ夕飯の下拵えをあらかた済ませておこうと、重い腰を上げることにした。

とりあえず、まずはお米を炊飯器にセットするところから……

あれ!?!?お米が全然ないじゃない!!!!!

また私の悪い癖で在庫管理ができておらず、あろうことかその日食べる分のお米が米びつになかったのだった。

さて、どうしたものか。

家にある主食になりそうなものはパスタ、小麦粉、オートミール。

前日、記念日のランチでビュッフェに行き、調子こいて暴飲暴食してしまったので出来れば胃に優しいものが食べたい。

私の力で一体何が作れるだろうか…。

そうだ、うどんなんてどうだろう?
でも、家には薄力粉しかないけれど、それで作れるものなのだろうか。

不安は拭えなかったが物は試し。料理はトライアンドエラーだ。

最近、物作り欲がむくむくと溢れ出て止まらないのをいいことに薄力粉でうどんを打ってみることにした。



まずはレシピを調べる。

調べれば薄力粉で作れるうどんのレシピがいくつか出てきた。

しかも思っていたよりもずっと簡単。

これなら私にでも作れそうだ。

まずは分量の薄力粉と水を混ぜてよく捏ねる。
ひたすら捏ねる。

そしてそこから、うどん作りといえば!でお馴染みの足踏み作業。

この踏む作業でグルテンが強化されてコシが出るらしい。なるほど、納得。

今日の夕飯の麺のコシは私の足腰が握っているのだ。

日々のストレスを発散するかのようにひたすら生地を踏みつけた。

なんだか、ステッパー式の踏み台運動をしている気分。

袋の中で生地が広がったら、それを折りたたんで踏みつける。

そんなことを15分ほど繰り返し、ちょうど良いところで切り上げる。

その後生地を寝かせ、つややかさが出てきたら打ち粉をして切っていく。

最近、餃子の皮を自分で作ってみたり、お菓子を作ったりと色々小麦粉を使って料理を生み出すことにチャレンジしているんだけれども、打ち粉って本当に大切なんですよね。

ケチると生地がくっ付いて取り返しのつかないことになったり、あまり上手く伸びなかったりするし、どんなに貧乏性でも打ち粉はケチってはダメ、ゼッタイ!!!!

これだけは覚えて帰ってください!!笑


かなり不揃い。手作り感あるでしょう?


それっぽく、うどんを切り分ける。

さながら職人気取りで切り分けてみたけれど、太さはバラバラで全く綺麗に切れなかった。

まあでも、家庭料理っぽくて、味があっていいかしら?

ようやくそれっぽい形に。

切り分けたら、薄力粉をかけて麺をほぐしていく。

ここに来てようやく、おお!うどんだ!と自分の錬金していたものがうどんであると認識できる。

保存する方はこの時点で冷蔵保存するといいみたいですよ!

そして、たーっぷりのお湯で15分弱くらいしっかりと茹で上げていく。

その間にスープを作るとちょうど良いです◎

お風呂上がり。サッパリしたうどんちゃん。

茹で上がったらザルにあけて、しっかりと冷水でしめます。

打ち粉を沢山したので結構ぬめってます。

シンクがドロドロになるけれど、しっかりとぬめりを落とすように冷水でしめていきましょう!

そうしたら、作っておいたスープと合わせて完成です◎

この日は胃を労るつもりで、和風あんかけ卵スープに。

作り置きの切り干し大根とセロリの葉の炒め物と一緒にいただきました。

写真を見ると全てが茶色い…。でも茶色いものは美味しいからいいか!

麺の太さは不揃いだけれども、かなりコシがあって美味しい!

粉っぽくなっていないか心配だったけれど、全然そんな事はなく、美味しいうどんになってくれました。

茹で上がりに少し麺が太くなるから、切り分ける時に気持ち細めに切ることをオススメします。

夫も美味しいって言ってくれたので一安心。

なんだかんだトータル2時間もかからずに出来たので、少し時間をかけて料理してみたい日や、お子さんとのコミュニケーション、自由研究なんかにも良いんじゃないのかな。

私もこれから自家製うどんを色々試してみたいと思います!

自己流にアレンジしたレシピも載せておきますので気になる方は試してみてください!


料理って楽しい!みなさまも素敵なクッキングライフを!!


材料 3人分(大食い2人分)

・薄力粉 300g
・水 135g
・塩 15g

①塩と水を合わせて食塩水を作る

②薄力粉に①3回ほどに分けて入れてその都度こねる。

③生地がまとまったら袋に入れて15分踏む
(生地が伸びたら袋の中で折りたたんで踏むことを繰り返す)

④ラップでぴっちり包み30分強、冷蔵庫で冷やし寝かせる。

⑤打ち粉をたっぷりして、3ミリ程度の厚さに麺棒で伸ばしていく

⑥生地を三つ折りにして、細く切っていく。(2-3ミリが目安)

⑦打ち粉をしながら麺をほぐす。

⑧13-15分ほど茹でる。

薄力粉で手打ちうどん レシピ


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