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1日1論語 #11.礼儀正しさとは? 【読書感想文】

1日1論語シリーズでは、論語をビジネスの視点から解説した田口 佳史の著書『超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ』を読んで、私の感じたこと思ったことを「はやとく超訳」として記事にしています。

『論語』では、「礼儀が大切だ」ということが何回も出てきます。礼儀正しくすれば部下はついてくるとか、礼儀がなければ秩序が乱れるとか。

今回はそんな礼儀について。礼儀正しいとはどういうことかを考えてみましょう。

それでは、今日の1日1論語スタート!

➤今日の論語

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禮(れい)の用は和(か)を貴(とうと)しと為す。
学而第一 12

➤ビジネス超訳

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人に対しては礼儀正しく、争うことなく和やかに接しなさい。
(引用:超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ)

➤礼儀正しさとは

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「あの人に会うと、いつも和やかな気持ちになる。」周りからそんなふうにいわれる人は、人との「和」を大切にしている。
そういう人は誰かと争うこともないし、非礼・無礼な振る舞いをすることもない。

「礼儀正しい」といっても、形式ばっていて堅苦しい態度ではむしろ「慇懃(いんぎん)無礼」になってしまう。和やかな中にも適度な折り目正しさを忘れないことがポイント。

➤はやとく超訳

破線オレンジ

本当の礼儀とは、マナーとは少し違います。モラルに近いかもしれません。

マナー(英語: manner)とは、人と人との関わりで当然その場面でしかるべきとされる行儀・作法のことを指す。これは自分一人のとき、他に見ている人が誰も居ない場合でもそれを守ることが望ましい価値観であるが、その場合は「マナー」ではなく「道徳」(モラル)として論じられるのが一般的である。
(引用:Wikipedia「マナー」)

礼儀は心が伴った行動です。マナーや作法のように決まった形はありません。もちろん、マナーや作法は心を伝えやすくしますが、心が伝われば基本どんな形でも大丈夫。

例えば感謝の気持ちを伝えるために、直接の会いに行ってもいいし、手紙や電話でもいいのです。
さらに手紙なら常套句なんてあってもなくても、気持ちが伝われば問題ありません。「マナーだから」とよく分かりもしない常套句を使う方が、テキトー感が出てしまい逆に失礼になってしまいます。

形式にばかりこだわらずに、一番大切な心がおろそかにならないようにしましょう。

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