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【読書感想文】1日1論語~なぜ学ぶのか~#4

1日1論語シリーズでは、田口 佳史の著書『超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ』を読んで、私の感じたこと思ったことを「私の超訳」として記事にしています。

『論語』は、人生のいろんな場面でヒントを与えてくれる教えです。その時の気持ちや状況によって解釈が変わることもありますが、今の自分を見つめなおす1つのツールとして、たいだい1日1論語を目標にしています。

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其の人と為りや、孝弟(こうてい)にして上を犯すを好む者は鮮(すくな)し。
学而第一 2

➤超訳

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秩序を支えているのは「人の心」。何か問題が生じたときは、ルールや罰を与えることよりも、心を問うことを先決すべき
(引用:超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ)

➤「人の心」

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「孝弟」(親や兄弟を敬う心)を持っていれば、「上」(目上の人)に逆らうことはしないだろう。つまり思いやりや礼儀を重んじることが、スムーズに物事を進めるためには必要だということ。

人の心と課題や目標にミスマッチが起こっているから、問題が起きる。自分のことしか考えていないのに、人のためになんてできやしないでしょう。

なにごとも思いやりや礼儀を学び育てることが基礎・基本になります。いくらルールや罰を決めても、心がなければ抑止力にすらなりません。

上に立つ者は、常に「下の者の心を問う」ことを心がけるべき。

➤はやとく超訳

破線オレンジ

思いやりはいつになっても大切なことです。

「個」の時代だからと言って、他人を困らせたり悲しませることは極力避けなければなりません。むしろ、「個」の時代だからこそ、思いやりが今まで以上に必要になってくるのです。

論語では主に、若者に対し人の心を学ぶことを教えていいます。一方で、いわゆる老害と呼ばれる思いやりをなくしたご高齢の方も非常に多いです。

常に自分は学ぶ立場であることを忘れないようにしなければなりません。親でも上司でも本でも先人のお言葉でも、教えてもらう存在を持っておくことが必要なのかもしれません。渋沢栄一にとっての論語のように。

学びは一方通行ではありません。学びと教えがセットになっています。学びが足りないことも問題ですが、教えが薄っぺらなことも問題です。尊敬できる先生が少なくなっていると言われているのはこれが原因かもしれません。

先ほど学びと教えはセットだと言いましたが、必ずしも明確に分かれている必要はありません。一緒に学び、教え合えばいいのです。

私も学び続けることを意識して、教えになれるように努力したいです。


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