711371 人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである
大学生活の振り返りと卒業式に関してがっつり書こうと思っていたのだけど、いざ諸々のことが終わって大学生という属性もなくなって新生活の場所に戻ってくると、特に何も思い浮かんでこない
もしかしたら卒業式とか卒コンとか卒業旅行の最中とか、はたまたもっと遡って「最後の〜」に該当する物事をしたときに瞬間的に感じたことを即座にメモしておくくらいじゃないと書けないのかもしれないな
とりあえず卒業式は3/24だったからまだ覚えているから振り返る
朝、スーツを着てホテルを出る
卒業式会場の混雑具合とグループで訪れる人たちが圧倒的多数派だったこともあって、なるほど示し合わせるものだよなと納得感と若干の後悔があった
式典は滞りなく行われ(命に別条はないって表現みたいですね)、そのまま写真などを撮りに行って、もともと住んでいたエリアで行きつけのスーパーに行ったりしてた
徒歩で大学へ
最も使った講義室で学部長の話があったり、学位記貰ったり、写真撮らなかったり、色々ありましたね
写真撮ればよかった、、
手持ち無沙汰になって、いつか行きたいと思ってた画廊で絵を見てきた
何人かの人がいて、会話内容を聞くに展示してあった作品の作者と、そこには展示がなかったけど同様に作品を作っているアーティストらしかった
何といったら表現できるかずっと悩み中なんですけど、そういう澄み切ったアーティスティックなものとかスタイリッシュなものに触れると、自分の未熟さが際立つ感じがしていたたまれなくなるんすよね
自分のやりたいことに真正面から向き合って、そのために何をしなければならないかをわかって、着実にそれを積み重ねていく
大谷翔平のスイングとか生活みたいな、そういう正しいフォームで努力する人たちって冬の朝の外気のように鋭敏で凛とした空気を纏っているよな
雰囲気で流れるままに適当に何とかなるでしょ精神で生きている私とは全く違う
さて、サークルの同期飲み
それまで酒を全く飲まなかった友人が実は普通に飲めるっぽいと卒業旅行で判明した結果、サークル同期との飲み会でも普通に飲んでて、初見の同期から驚かれていた
そこの店の明太子天がめちゃくちゃ美味しいんですよ
今度、自作してみます
卒コンでは後輩と話したり、同期と韻を踏み続けたり、1年前の自分とほぼ同じ状況で院進をしようとしてる後輩と将来を案じたりしてました
その後輩の方がまだ私より勉強してそうなので、持ち前の怠惰とナルシズムで適度に頑張って結局何とかなる未来をゲットしてもらいたいし、たぶん何とかなる
その後、まさか自分が参加することになるとは思ってなかった学部の同期会に行くことになって、ほとんど関わりのなかった同期たちと過ごした
関わりのない自分ですら知っていた学部の主要人物と帰路が一緒で、こういう人だったんだな~とかなりましたね
めちゃくちゃ顔が広いであろうその人ですら学部内で関わりのない人がそれなりにいるようで、学部の修了式で種々のグループが歓談してる様子を見てそれぞれの大学生活があったんだなと思ったって話をした
まあ、たぶんその人はひと通りのことはクリアしてるだろうから、あとは残りは影廊でいうところの大勾玉みたいな隠し要素くらいのものだったんでしょうね
大学生活を簡略的に振り返ると、1年はサイファーと3ヶ月間だけ体育会と、なぜか仮面みたいなことをして少々無駄な時間を過ごした
授業はこの頃が最も取っていて、大学生っぽかった
一般教養の授業って今思うと大学の良さですよね
どの授業も自由に取れたんだから、単位取得の難易度によらず物理系とか数学系とかも取ればよかったな
今更だけどめちゃくちゃそこらへんのこと勉強したいですもん
2年は自宅で過ごすことが多かったのもあって、大学の先輩から勧められた将棋をやりまくってた
3年はさすがに色々せねばということで、ボランティア系のことをしたり、目に入ったイベントに色々と応募して参加したり、サークルで諸々活動したり、恋したり、盲目的になりすぎて2セメスター連続で0単位だったりした
4年はサークルとバイトと院試とテキトーな就活と、恋による副作用の影響で自暴自棄になったり、最後のサークル遠征で感動的なことがあったりと色々ありましたね
失恋もしました
何はともあれ、かなり大きな部分を占めていたのはサークルだったと思いますし、彼らと過ごした時間はとても貴重なものだったなと思います
めちゃくちゃ好きです、大学も街も
素晴らしいところです
総長が告辞の中で、各キャンパス内にはかつての卒業生や同窓生の思いが詰まった木々が生い茂り、花々が咲いていて、あなたがたもその思いを共有する大学コミュニティの重要なメンバーです的な、
まあ、的なってかそのまま言ってたんだけど、実際に講義棟前の桜並木やパンキョーで使用されてた講義棟とか、厚生会館とか、サイファーしてた記念ホール前とか、キャンパス西側の駐車場らへんとか、あらゆるキャンパス内にその時々の思い出が詰まってますし、昨日最後に巡ったときも様々なシーンがありありと思い出された
そういった様々な思い出が人生のオアシスになりすぎないようにしないといけないですし、まだ数年猶予があるものの、これからの生活も含めて砂漠へ向かっていく日々から逃げるような、そういう人生は送らないようにしたい
学位記と一緒にもらった学部や研究科で発行してる雑誌が読んだら予想以上におもしろかった
もしかしたらこの学問領域がわりと好きだったのかもしれない
来年度以降も同じジャンルが続きますし、後輩と約束したんで学部長賞狙えるくらいの成績を取ります
たぶん何とかなるでしょ
それぞれ来年度以降の進路が確定して、各地へ旅立っていったりそのまま残ったりして、数年もすれば、彼らと過ごした学生時代を、「懐かしいなあ」「そんなこともあったなあ」と昔に観た映画と同じ感覚で思い返すくらいになり、結局、僕たちはばらばらになる。
なんてことはまるでない、はずだ。
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