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私の取扱説明書①:ともやの行動原理

約2年間毎日noteを更新してきたが、大変恥ずかしながら、その内容のほとんどは自分自身に関することだ。

私が今何を考えているのか、ある出来事に対してどう考えたのか。それらを通して、私は何が好きな人間なのか、何が嫌いな人間なのか、どういう特性を持った人間なのか。

これらについて、徹底的に言語化を繰り返してきた。そのおかげで、2年前よりはかなり自己認識が深まってきた。

まだこれから新しい発見がある可能性もあるけれど、ひとまずこれまでの全ての自分の経験と2年間の言語化作業を通して、現時点では自分自身の特性に関する自己分析は、大体終わったと思っている。

だから、ここまでの「自分自身」を研究対象として分析してきたその研究成果について、見える形にしてまとめておこうと思う。

名付けて、「ともやの取扱説明書」である。

今後の目標は、この研究成果を実践において有効活用できるかどうかを確認しながら、さらに修正を加えていくことだ。なぜなら、構築した理論は、利用可能でなければ意味がないからである。

自分自身の強みも弱みも含めて特性を適切に理解し、なるべく周りの人を傷つけないように、かつ周りの人も自分も幸せになれるようにその特性を使って生きていきたい。それが、私にとっての「自分らしく生きる」、ひいては「人間らしく生きる」ということなのである。

以下、まずは取扱説明書第1弾ということで、私という人間を支配する行動原理を示す。

★私の行動原理
「欲は無いが、ネガティブな影響を嫌がる」

これは、その性質に気づいて言語化するのに長い時間がかかった。しかも、私の力で言語化に至ったのではなく、以下の記事に大いに助けてもらった。

自分自身の頭でものごとを考え選択する主体性を持ちながらにして、周りの言うことを聞いてその通りにできる精神性をも持ち合わせていることによって、自分自身を抑圧し続けた結果、「欲望が無いと錯覚する」、あるいは「本当の欲望がわからなくなる」、という状況が生じる。

また、何かを選択しなければならないとき、ネガティブな影響を受けないようにするために、ネガティブな要素の無い解、すなわち「自分にとっての納得解」を探そうとする。

しかし、あらゆる選択にはポジティブな側面とネガティブな側面があることは自明であり、完全にネガティブな要素の無い解は存在しない。したがって、「自分にとっての納得解」も存在しないことになる。

一方で、上記の行動原理は「原理」であるから、簡単に抜け出せるものではなく、その存在しない解を求めて半永久的に思考し続けてしまう。

そんな行動原理に支配されたこれまでの私の人生において、こうした状況を抜け出すためにその都度無意識的に取られてきた対応が、「自分が納得することに、誰かの許可を得る(まで待つ)」という行為である。

自分の周りに自分を納得させてくれるような立場や説得力のある人間がいる場合には、それに納得してついていこうとする。逆に、そういう頼りになる人間がいない場合には、自分の主体性を発揮して「自分にとっての納得解」を形成しようとするが、「その解に納得することに、誰かの許可を待つ」状況が生まれて、最終的にその「誰か」はいつも「制限時間や締切時間」になる。

・この行動原理から生まれる強み

この行動原理を持つ私の強みは、様々なものごとに対して、自分自身が納得するまで徹底的に考え抜くことができる、という点にある。

これについては、そういう能力があるという以上に、「執着」や「執念」と言えるものかもしれない。つまり、ありとあらゆること(新しく出会った言葉の意味、身の回りで起きたできごとの原因、自分が出した答え、自分の考え方、自分が何をやりたいか、何をすべきか、などを含む)について、自分の中に納得感を形成するために常に何がしか思考し続けることができ、それを可能にする思考体力を持っている。

その具体的な表れが、約2年間毎日続いているこのブログである。

・この行動原理から生まれる弱み

一方で、この行動原理を持つ私の弱みは、あらゆるものごとについて確信を持てない点にある。

前述のありとあらゆることについてはもちろんのこと、周りの人々を完全に信用することができないから、本当の意味では、一部の近親者に対してしか心を開いていない。

また、納得感を得るまでにあまりにも時間がかかるため、締切間際になるまで自分の時間を使い果たしてしまう点も弱みの1つである。

この弱みを少しでも乗り越えるためには、ある程度のネガティブな影響を受け入れる練習として、「リスクテイク」の感覚を手に入れることが必要である。すなわち、適切にリスクをテイクすることによって、その分、もしくはそれ以上のリターンが得られることもある、という実感を自分の中に少しずつ形成していくことが必要である。

次回は、私の個人的特性と、そこから生まれる強みや弱みについて整理する予定である。

ちょっと応援したいな、と思ってくださったそこのあなた。その気持ちを私に届けてくれませんか。応援メッセージを、コメントかサポートにぜひよろしくお願いします。 これからも、より精神的に豊かで幸福感のある社会の一助になれるように挑戦していきます。