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5/1日:重要なポジションを担う人には結果論を。

先日の研究室ボスを含めた飲み会のときにあった出来事をもう一度振り返ると、自分の人生相談としての気づき以上に重要なポイントがあった。

それは、私にとっては人生の大先輩であり、かつ社会的にも重要なポジションを担っている人たちが、こんな20数年程度生きただけの若造に対して、私の人生を思った言葉をかけてくれたことそのものがすごいことだった、ということである。

私にも今まで、曲がりなりにも様々な集団において後輩たちがいたことがある。そして彼らに対して、自分の経験や考えたことから、良かれと思って、少なからず何かを伝えたい、教えたいと思ってしまう。

それそのものは確かに悪いことではないのだが、この何かを教え込もうとする態度は、逆にその相手の自主性や思考の余地を奪ってしまうことにもなりかねない。

その大先輩たちにとってはそのとき、私に何かを教え込もうとするような話の仕方もできたはずだ。そのくらいの若い時期には、もっとあれこれをやり、こうしてこうした方がいい、と命じることもできたはずだ。

しかし、彼らはそうしなかった。

自分の人生、最後は自分で決めるしかないということと、そのための考え方を提示するに留めたのである。

それは言い方を変えれば、私自身に決定を任せてくれたということでもある。

確かに、彼らは私の直属の上司でもないし、私の人生に責任を取らなければならない立場でもない。しかしどこかで、どんな人に対してもそういう態度を取れる人なのだろう、ということを感じたのである。

心に余裕があり、自分の考えを押し付けるでもなく、相手のことを思った言葉を口に出すことができる。そういう人間性を持った人だからこそ、結果的に、組織において、あるいは社会的に重要なポジションにいられるのだろう、と思った。

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