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初TRY!素人が古民家解体してみました①


2022年6月!
DIYプロジェクト史上初の
古民家解体プロジェクトを行いました✨

壁を壊す!
天井を取る!
床を剥がす!


解体業者以外は人生でなかなか経験しない
解体


ただ、今回は解体するだけではなく、たくさんの歴史や想いが詰まったART作品や、今となっては大変貴重な建具類を、みんなで丁寧に解体していきました。

なぜなら、古民家の中の使える建具や柱、古材は全て丁寧に解体して、別の古民家で再利用していく予定なのです。

再利用、SDGsへの取り組みも私たちの理念です。

そしてなによりもDIY!

Do It Yourself!


やったことないこともトライ!チャレンジ!
意外と自分で何事もできる💪
これも私たちのポリシー。

今回参加してくださった皆さんも全員初心者!!

ハンマーを使ったことない女子でさえ、
パワフルに大活躍でした😊


以下、貴重な解体の記録をご紹介します。✨



築58年の世田谷にある古民家。
1964年の東京オリンピックの時に建てられた古民家は、シェアハウスとして多くの方に使われてきましたが、耐震性の問題があり、今回解体することに決定しました。

古民家と大きな杉の木
苔が一面に広がるお庭
ー直線の桜の木の梁
木を真っ直ぐに育てること自体難しい技法。
古民家の玄関
躙り口もあります


世田谷の街中とは思えない静けさ。カエルの鳴き声や、鳥の声、が聞こえる素敵な場所でした。
タイムスリップしたかのような古民家らしい昔ながらの造りと、大正浪漫がつまったインテリア、そしてなんといっても土壁や窓に描かれたART作品の数々。


そしてこの古民家は、なぜか居心地が良く、みんなに愛されていました。
この家に守られてるみたいに落ち着く」とよく話していました。

解体するにはとても勿体無い古民家でした。


シェアハウスの住人たちが、自ら修繕して古くて壊れたものでも使い続けられるようにしたり、ARTを加えていき、今の形がありました。

説明したらキリがないほどですが、
いくつかご紹介します。

来る人を驚かせる
松の絵が描かれているリビング。
このリビングだけでも、
大正浪漫が沢山詰まっています。
建物までには洋風の小路を。
タイルも苔も枯山水風ARTも
住人たちでDIYしました。
(みんな素人なのにここまでできちゃうんです)
お手洗い
ガラスARTももちろん手描き
2階の窓からの瓦
タイルを貼ったり
スイッチを色塗ってみたり、、
銭湯のようなタイル風呂



詳しくはInstagramをチェック👀



さて、解体はお庭の植物移植からスタート!

根っこはなるべく残します!


丁寧に掘り起こし・・・
お引っ越し〜!



移植先に運びます


今回植物たちは、別のシェアハウスを展開予定のお庭に移植しました!

梅、杉、月桂樹などの大きい植物は取れませんでしたが、それ以外は全て取りました✨

植物も生き続けてほしいので、手掘りで掘り起こし、丁寧に移植して、、、 


お引越しした苔と石と石像



今新しいところにお引越しした植物たちは
無事新芽も出てくるぐらい元気に生きているそうです🌱

元のお庭


植物移植後



私自身は植物に関して詳しくなく、昔は植物が移植できることすら知らなかったので、DIYプロジェクト内では、植物をよく移植して増やしていって、また別へ移植して、、と行うので、知識を教えてもらいながら、植物の世界って面白いと感じるようになりました。

植物も再利用といいますか、、
可能性は無限大‼️

折れた枝も挿木したらまた新しく育つ!

素晴らしいSDGsです🌱


こちらは土壁。
そう、この古民家は土壁で作られているのです。

土壁×富士山


土壁は調湿性、断熱性、通気性に優れている壁ですが、左官職人でも技術と経験がとても必要な技法だそうです。

強く触ったらボロボロと細かく落ちてきてしまいます。最初見た時は、こんな壁あるんだ!とビックリしましたが、日本の風土に適している技法で昔はよく使われていたそうです。

しかも、ここの古民家はそんな土壁や天井にARTが施されているのです!

当時住んでいた住人がここに描きたい!といったところから試行錯誤みんなで案を出し合い描いていき、、

富士山に、松、藤、そして竹。


浮かび上がる竹ART


ため息ものです。
こんなにも家と一体になっているART。
何度見ても見惚れます。


が、本当に壊すのが勿体無い、、

どうしようかとスタッフは
現場を見ながら議論を重ねて、
富士山や竹、天井の藤の絵は造り的に取れそう!となり、、

チャレンジ!!
どうにかこうにか取りました!!

みんな初めてでチャレンジ
カットの練習中
竹は大きく取ると壊れやすくなるので
分割してカット
富士山カットの前に
電気を外す女子💪
もちろん初めてのTRY


天井の藤ARTや電気を取ります



ただこの土壁は少しでも衝撃を加えるとヒビが入ってしまうため、丁寧に丁寧に。

そして、、、
切り取られたARTはまるで
額縁に入れる前の絵画のようで。

天井に描かれていた藤の絵
竹と富士山



切り取られて、新たなART性を発揮したような感じでした。

そのまま飾っておくだけでも素敵なぐらい。

壁ごと切り取っちゃうという斬新なチャレンジを無事クリアです!

絶対このART作品は取りきれない!そのまま解体するしかない!!と思っていましたが、

とにかく何事もチャレンジ!でやってのけちゃうDIYメンバー!

初参加の方達も大活躍!
流石です!!✨

作業を終えて笑顔なメンバーこうしろう笑

続きは②へ


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